- 報道発表資料
「共生社会の理念に賛同する企業・団体」シンボルデザインの都民投票を実施します
都は、障害のある人もない人も、お互いを尊重し、支え合いながら、地域の中で共に生活する社会(共生社会)を実現するため、障害者施策を推進しています。
その一環として、障害及び障害者理解への取組等を積極的に行う企業・団体が共生社会の理念に賛意を示すシンボルデザインを令和7年9月25日から同年11月9日まで公募し、多数の御応募をいただきました。応募作品は、「共生社会の理念に賛同する企業・団体」シンボルデザイン選定委員会にて審査を行い、3点に絞り込みました。
この度、最終デザインを決定するため、都民投票を実施いたします。ぜひ、御投票ください。
1 対象者
都内在住・在勤・在学の方
2 投票期間
令和7年11月20日(木曜日)から11月30日(日曜日)まで
3 投票方法等
以下3点の作品(順不同)の中から、電子フォーム(外部サイトへリンク)にて1作品に御投票ください。
候補1
制作意図
色については、優しくて幸せな色の黄色と、東京都のロゴカラーでもあり落ち着きと優しさを感じる緑の組み合わせにしています。
飾りの線を3本にしたのは、もちろんデザイン的に収まりがいいのもありますが、企業・個人・行政の3者の協力を象徴するイメージです。
また、私も生きづらさを抱えながら生きてきた者のひとりなので、共生社会の実現にとっても関心があり、賛同しております。時間軸も含め広い視点で見ると、支援する側・受け取る側、私もふくめ、ほぼすべての人がどちらにも立つ場合があると思います。本当に、障害のあるなし関係なく、ひとりひとりの違いをみとめながら、みんながそれぞれの特性を活かして活躍できたらいいなと思っております。
候補2
制作意図
多様な人々が手を取り合い、共生社会という「新しい芽」を育む願いを表現して制作しました。色が異なる5つのキャラクターは、あらゆるルーツや障がい特性を持つ「カラフルな私たち」を表しています。キャラクターが円となって手をつなぎ、中央に「ハート」を、頂点に「双葉(新しい芽)」を配置することで、企業や団体が互いを尊重して、障害や医療的ケアがあっても共に生きる社会を、愛と連帯で未来へつなぐ決意と、すべての人に開かれた優しさという願いを込めました。
候補3
制作意図
本デザインは、「支え合い、共に生きることで生まれる笑顔」をテーマに制作しました。二つの円は、人と人、あるいは個性の異なる存在を表しています。互いに向かい合い、手を取り合うように配置された形は、シーソーのようにバランスを取りながら共に歩む姿を象徴しています。全体としてはやわらかな笑顔のかたちを描き、支え合うことで自然と笑顔が生まれる共生社会への願いを込めました。色彩には、あたたかな陽だまりを思わせるオレンジと、穏やかで澄んだ空を連想させる水色を用いています。異なる色が重なり合うことで生まれるやさしいグラデーションは、多様な人々が調和し、温もりある社会を築いていく様子を表現しています。このシンボルは、「違いを認め合い、互いに支え合うことが笑顔へとつながる」 そんな東京都の共生社会の理念をシンプルかつ親しみやすいかたちで表しています。
4 選定方法
都民投票にて、最多投票数を得た作品を「共生社会の理念に賛同する企業・団体」シンボルデザインに決定します。
5 結果発表
令和7年12月上旬(予定)に採用者へ通知するとともに、福祉局ホームページ等で発表します。
6 シンボルデザインの活用方法
共生社会の理念に賛同する企業・団体にシンボルデザインのステッカーを配布し、事務所や店舗等に掲出していただきます。そのほか、名刺への刷り込み等、幅広く御活用いただく予定です。
(参考)共生社会の理念に賛同する企業・団体
令和7年度から、都は、共生社会を実現するため、共生社会の理念に賛同し、取組を行う企業・団体を登録する事業をはじめました。登録された企業・団体の皆様には、シンボルデザインを活用していただくとともに、都は、福祉局ホームページや特設ホームページ「ハートシティ東京」にて、「共生社会の理念に賛同する企業・団体」として、その取組内容を掲載していきます。
取組例
社内研修、情報保障機器の設置、ヘルプマーク普及啓発、障害者優先スペースの確保、障害者スポーツ、文化芸術活動の推進等
※詳細は、特設ホームページ「ハートシティ東京」を御覧ください。
本件は、「2050東京戦略」を推進する取組です。
戦略9 共生社会「障害の有無に関わらず誰もが輝ける社会の実現」