報道発表資料
建設局, (公財)東京動物園協会

恩賜上野動物園情報 ホッキョクグマの「イコロ」を移動します

恩賜上野動物園(園長 福田豊)では、このたびホッキョクグマの「イコロ」(オス)を天王寺動物園(大阪府大阪市)へ移動することになりましたので、お知らせします。

1.移動するホッキョクグマ

名前

イコロ

性別

オス

年齢

17歳

生年月日

2008年12月9日 札幌市円山動物園生まれ

ホッキョクグマの写真
ホッキョクグマ「イコロ」
(撮影日:2026年9月22日)

2.移動予定時期

2026年10月下旬~11月中旬ごろ
※馴致トレーニングを行い、輸送ケージに収容したうえでの移動を予定しています。
トレーニングの様子を見ながら移動日を決定する予定です。詳細は上野動物園公式ホームページ(東京ズーネット)(外部サイトへリンク)でお知らせします。

3.経緯

当園では飼育園館同士で相互協力しながら、希少動物であるホッキョクグマの繁殖を進めています。
このたび、公益社団法人日本動物園水族館協会のホッキョクグマ管理計画に基づき、「イコロ」を天王寺動物園へ移動することになりました。これに伴い、上野動物園の飼育数は1頭となることから、今後のオス導入を希望しています。

4.今後の展示について

搬出日の前日まで展示を継続する予定です。
ただし、動物の状態や輸送ケージへの馴致トレーニングなどにより、展示予定は変更となる場合があります。また、他のホッキョクグマと交代で展示しているため、時間によっては見られない場合があります。ご了承ください。

5.当園での飼育状況(2026年10月2日現在)

2頭(オス1、メス1) ※今回移動する「イコロ」を含みます。

6.国内での飼育状況(2026年8月31日時点)

16園館 29頭(オス11、メス18)

7.取材について

動物の搬出時の取材はできませんのでご了承ください。

参考

ホッキョクグマ(食肉目 クマ科)
ワシントン条約附属書2表、IUCNレッドリスト:VU(絶滅危惧2類)、東京都ズーストック種

学名

Ursus maritimus

英名

Polar Bear

体長

頭胴長 2.0~2.6メートル

体重

オス300~800キログラム、メス150~300キログラム

分布

カナダ、デンマーク、ノルウェー、ロシア連邦、アメリカ、アイスランド

生態など

北極圏に生息し、陸上でくらす肉食動物としては世界最大です。毛色はクリームがかった白色で、毛が細かく透きとおり、太陽光線を透過し直接体を温めます。地肌は黒色です。また足の裏にまで毛が生えているので氷上でも滑りにくくなっています。野生ではアザラシやセイウチ、海鳥、カリブーの死肉や海藻、地衣類などの植物も食べます。動物園ではホッキョクグマ用ペレット、煮ニンジン、ゆで卵、リンゴ、馬肉、アジ、鶏頭などを与えています。繁殖期以外は単独で生活し、行動範囲は広く、餌を求めて歩いたり、泳いだりして何百キロメートルも移動します。性成熟は生後4~8年で、初出産は5歳ぐらいです。オスはメスの臭いを嗅ぎつけ接近します。交尾期は2~8月で多くは4~5月に氷上で交尾をします。出産期は11月~1月で1~4頭(平均2頭)を出産します。妊娠期間は180~270日と幅があります。日本では、1902年(明治35年)に上野動物園で飼育されたのが最初です。

※「ワシントン条約附属書2表」「絶滅危惧2類」の数字の正しい表記はローマ数字です。

記事ID:000-001-20261002-098852