- 報道発表資料
データセンター排熱の新たな活用に取り組む3つの協業プロジェクトを採択 スタートアップによる未利用熱活用促進事業
東京都では、未利用熱の活用に関する新たなアイデアや技術等を有するスタートアップ及び実証協力を行うデータセンター事業者を募集し、協業(実証、PoC)プロジェクトの提案を受け付けました。この度、提案のあった事業計画を審査した結果、3件のプロジェクトを採択しましたので、お知らせします。
1 本事業の概要
本事業は、データセンターの排熱などの未利用熱の活用に関する新たなアイデア、技術等を有するスタートアップと、現場を持つデータセンター事業者がマッチングし、協業(実証、PoC)を図ることにより、未利用熱の有効活用に資する技術・製品等の信頼性の向上を図り、社会実装につなげていくことを目的としています。
プロジェクトの実施にあたっては、スタートアップに対し、実証に要する経費として、令和8年度は1事業者につき上限2,000万円(税込)を支給します。
2 採択プロジェクト概要
(1)排熱活用型陸上養殖システムの構築
採択企業名
- IMTエンジニアリング株式会社
- NTTドコモビジネス株式会社
プロジェクト概要
排熱を陸上養殖の加温熱源として活用し、バナメイエビの飼育実証を行う。飼育水温の安定維持やエネルギーコスト削減効果の定量化を通じて、排熱条件から養殖施設規模を導く設計手法の確立と他のデータセンターへの展開を目指す。
(2)吸熱発電による自立電源型センシングシステムの実証
採択企業名
- 株式会社elleThermo
- KDDI株式会社
プロジェクト概要
低温排熱でも吸熱発電する半導体増感型熱利用発電(STC)とセンサーデバイスを、一体システムとしたプロトタイプを構築・実証する。電池交換や配線工事が不要なセンサーと高密度の熱監視システムを実現し、排熱削減と空調運用の最適化によりデータセンターの省エネ・CO2削減、地域共生の促進を図る。
(3)鉄道高架下モジュール型データセンターにおける排熱再活用の実証
採択企業名
- クラフトワーク株式会社
- 東急建設株式会社
プロジェクト概要
鉄道高架下のモジュール型小規模データセンターの排熱を熱回収ハブユニットにより回収し、サーバーの冷却に再利用する実証を行う。将来的には、周辺施設への温水・冷水供給を行う社会実装モデルの構築を目指す。
3 プロジェクト実施期間
協定締結日から令和10年3月31日まで
4 今後のスケジュール(予定)
- 令和8年10月 協業プロジェクト開始
以降、協業プロジェクト伴走支援 - 令和9年3月下旬 成果中間報告
- 令和10年3月下旬 成果最終報告
5 その他
事業の進捗や採択企業等の詳細は、事業ホームページ(外部サイトへリンク)をご確認ください。