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令和2年(2020年)12月18日更新

小池知事「知事の部屋」/記者会見(令和2年12月18日)

知事記者会見
2020年12月18日(金曜)
14時00分~14時31分


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知事冒頭発言

1 新型コロナウイルス感染症への対応について

【知事】それでは、まずコロナから入ります。
昨日、モニタリング会議については詳しくご報告させていただきました。感染状況、医療提供体制、ともに赤ということで、初めてのことであります。
専門家の先生からは、医療提供体制の逼迫ということで、あとは患者を減らすということのコメントがありました。
一方で、検査も増やしているので、そのあたりは、なかなかこう、どうするかというのは、バランスを取る必要もあろうかと思いますが、医療側からすればやはりそういう思いだということをしっかり受け止めたいと思います。
都民の「命を守る」、強い危機感を持って感染の拡大をくい止める、そのために特別な時期として、昨日、「年末年始 コロナ特別警報」、発出をいたしました。
そして、昨日でありますが、ご承知のように、重症者数については変わらずで66、3人減って66人、新規の陽性者数が一気に822人ということで、この数字を、皆さん、厳しく受け止められたと思います。ちなみに、その822人の目安となるのが、基本的に3日前の検査状況だということでございまして、そちらが1万991件となっております。これは過去最大であります。
それから、新規陽性者数のうち、世代に分けますと、65歳以上の高齢者が112人となっております。
厳しい状況の中で、年末年始を感染拡大の機会にしない、そのために皆さんと一体となって乗り越えていきたいと考えておりますので、引き続きよろしくお願いを申し上げます。
そして、東京iCDC、専門家ボードの座長をお務めいただいています賀来先生から、「いつもと違う年末年始」の過ごし方ということで、注意点をお示しをいただいております。賀来先生から、年末年始は、こちら、「いつもの小さなグループ」で過ごすこと、忘年会、新年会を避けること、帰省はできるだけ避けて、帰省する場合は2週間前から会食を控えておいてほしいなどのアドバイス、具体的なアドバイスをいただいたところであります。ぜひお一人おひとりの取組、お願いを申し上げたいと存じます。
そして、東京iCDCに、都民の皆様向けの感染予防ハンドブックも作成をいただいたところでありまして、こちらも都のホームページからご覧いただけますので、ご活用いただきたいと存じます。
それから、事業者の皆様方には、ガイドラインの徹底、改めてお願いいたします。その上で、ステッカーを掲示している、その重みを感じていただきたい。そして、継続的な対策の点検をよろしくお願いいたします。そして、お客様に対策への協力の呼びかけ、お願いを申し上げます。
そして、職場における感染の防止も重要であります。こまめな換気、共用テーブルなどの定期的な消毒の方も引き続き行ってください。
それから、年末年始の休暇を分散して取っていただく。
そして、テレワークです。さらには、時差出勤、こちらの定着も一層推進をお願いを申し上げます。
さらに、感染症の拡大防止の観点からは、これは師走の花を添える形でありますけれども、イルミネーションイベントがございます。こちらの方も、来年の1月11日(月曜日)までの間、ライトアップの停止、そしてまた点灯時間の短縮などの取組を、それぞれ主体が違っておりますけれども、お願いをしているところで、大変好意的な反応を今までのところ伺っているところでございます。引き続きのご理解、ご協力を賜りたいと存じます。
医療提供体制でありますけれども、昨日17日(木曜日)の時点で新たに宿泊療養施設が加わりました。アパホテル&リゾート西新宿五丁目駅タワーというところでございまして、これで合わせますと合計10施設が宿泊療養施設として使うことができまして、部屋数は約4000室となります。
これまで65歳以上の高齢者については一律に入院という形で保健所の方から、65歳以上の方はそれぞれ病院の方にお入りをいただいてきたわけでありますけれども、今後、基礎疾患がない70歳未満の方につきましても宿泊療養施設での受け入れを検討をしてまいります。これは、昨日の賀来先生のアドバイスもございました。そして、これは医療機関などの負担を減らすためにも、また、宿泊療養の活用をさらに進めていくという必要がございます。軽症、無症状の方が安心して療養生活を送れるように、都の宿泊療養施設、こちらについての、どんなところかなというご質問もございましょうから、動画を作っております。ちょっとご覧いただきたいと思います。

(動画放映)

 ということで、宿泊療養施設がどういう形で運営されているのか、ペットと一緒に入れる施設がどうなっているのか、ご覧いただいたとおりでありますが、これ、ちょっとショートバージョンになっておりまして、フルバージョンがございます。これを、また、東京動画の方で見ていただきたいと思います。
軽症、そして、この動画でご覧いただきましたように、施設でのロボットの活用、看護師さんによる健康観察、そしてリモートでの問診などの様子のほか、ペットと一緒に療養できる施設のご紹介もしたところであります。ぜひ軽症、そして無症状の方には、大切なご家族やお友達などに感染させないように、ぜひこの宿泊施設における療養をお願いをしたいと存じます。
ということで、今のダイジェストに加えて、全て、フルのバージョンがありますので、東京動画、そしてSNSで発信をしております。ご覧いただければと思います。英語でのこの動画も作成しておりますので、そちらもご覧、有効に活かしていただきたいと思います。
それから、先日、生活圏と経済圏を一体としております1都3県、東京、埼玉、千葉、神奈川、この1都3県が共同で、鉄道事業者、そして国に対しまして、大晦日の終夜運転の中止を要請をいたしました。そのうち、JR東日本については今日のお昼前に中止を発表されましたし、また、都営地下鉄については関係の各社と調整の上で、今年は大晦日の終夜運転を行わないということといたしまして、この後の公表となります。真っ先に小田急さんなども、この大みそかの終夜運行を停止をされるなど、この点でも各事業者の皆様方にご協力をいただいております。
それから、1都3県でありますが、来週21日(月曜日)に1都3県の知事でテレビ会議を実施をいたします。年末年始に向けた取組に関しての首都圏の情報共有、そして意見交換を行ってまいります。
このように、1都3県、これまで以上に連携を深め、そして感染の拡大防止で全力を、協力して当たっていくということでございます。
それから、医療従事者の皆さんには、今、最前線で、この、たったこの今も、奮闘いただいているわけでございます。その思いに応えるという意味でも、「こころづかい」、これを忘れずにお願いをいたします。お1人おひとりの「新しい日常・正しく予防」、この行動を徹底していただきたいと思います。
それから、繰り返しの申し上げになりますけれども、この年末年始は感染拡大をストップさせるための特別な時期になってまいります。そして、かねてより申し上げておりますが、東京都としての3本柱、つまり「死亡者を出さない」、「重症者を出さない」、「医療提供体制の崩壊を防ぐ」、この3つの柱で「都民の命を守る」、そのための皆様方のご理解、ご協力をよろしくお願いを申し上げます。
(詳細は、総務局、福祉保健局、政策企画局、都市整備局、交通局にお聞きください。)

(会見で使用した動画は、こちらをご覧ください。)
(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:1,286KB)
(「東京iCDC 都民向け感染予防ハンドブック(1191報)」は、こちらをご覧ください。)
(「大晦日の終夜運転の中止等に関する1都3県知事共同要請」は、こちらをご覧ください。)
(「都営地下鉄、日暮里・舎人ライナー等の年末年始の運行」は、こちらをご覧ください。)

2 献血へのご協力のお願いについて

【知事】次のテーマも、ポイントも、命を守るという点では共通しているかと思います。献血についてであります。
例年1月から2月にかけましては、「はたちの献血」キャンペーンが全国的に行われるわけですけれども、都といたしまして、成人式でのリーフレットを配ったり、学校でポスターを掲出したりということで、はたちの方々を中心にして、広く都民の皆さんに呼びかけているわけであります。
ところが今年度は、このコロナの関係で、企業や学校などでの出張献血の中止も相次いでおりまして、献血者の数が、例年に比べますと大変減少しているという状況であります。献血によってつくられる血液製剤というのは、医療に不可欠なわけです。そこで、都民の皆様のご理解とご協力を、こちらの方でもお願いを申し上げます。
献血ですけれども、都内13カ所の献血ルームがあります。こちら、都庁にもあります。献血バスも来て、そして献血、出張献血会場を設けるときもございます。
実際に採血事業を行うのは日本赤十字社になりますけれども、ご覧のような各献血会場などにおけます感染対策、徹底しておりますので、どうぞご安心の上、献血にご協力をいただきたい。
献血については不要不急では、とは考えずに、年末年始も受け付けということでございます。事前にご予約いただくことで、密を避けることもできますので、どうぞ、輸血を必要とする方に血液を確実に届け、そして大切な命を救うために、ぜひ、この機会、活用してください。そして、1人でも多くの方に献血をご協力いただきたいと存じます。よろしくお願いいたします。
(詳細は、福祉保健局にお聞きください。)

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:601KB)
(報道発表資料は、こちらをご覧ください。)

3 キャッシュレスの推進に関するモデル事業の実施について

【知事】それから、がらっと変わりまして、今度はキャッシュレスの推進についてのモデル事業に関するお知らせであります。
キャッシュレスの推進というのは、経済発展と社会的な課題の解決を両立させるということで、「Society5.0」の実現に向けた重点分野の1つになっております。都においては、昨年度からキャッシュレス利用者、この裾野を広げていくということから、またSDGsの推進に貢献した方々に対して、キャッシュレス決済で利用可能なポイント「東京ユアコイン」、これを付与する、そのモデル事業を実施をしております。
昨年度は、例えば、大丸有地区など、自由が丘でも実施しましたけれども、この取組の検証結果を踏まえまして、今年度は、来年の1月中旬からにいたしますが、スマート東京先行実施エリアの1つでありますのが西新宿です。この西新宿で集中的に事業を展開をいたします。
ポイント付与の対象となるのはどういうことかといいますと、新型コロナウイルスの対策にも効果的な時差出勤をした人、テレワークをした人、要はスムーズビズの実践を行った方、さらには消費期限が間近の食品の購入、これによって食品ロスを防ぐということ、それから買い物袋を辞退したなどという場合には、このポイントがついてくるわけです。これらの活動に参加した方々には、西新宿の店舗で利用可能な「東京ユアコイン」を付与いたします。ポイント付与、キャッシュレス決済、これに当たっては、昨年度のモデル事業で使用しました専用アプリに加えて、失礼、専用アプリに代えて、今度はLINE内のアプリを活用するということで、参加者の利便性を高めてまいります。ぜひ、多くの方々にご参加いただいて、この「東京ユアコイン」、ご利用ください。これはキャッシュレスと、あとタッチレスにもなってきますので、両方の意味での推進ということにつながろうかと思います。何よりもSDGsの推進にもつながってくるということかと思います。
この取組を通じまして、キャッシュレス決済、その比率の変化なども調査もいたしますし、参加者、そして参加店舗へのアンケート調査も同時に行います。SDGsを切り口とした事業、この事業スキームの有効性の検証にもつながります。都内のキャッシュレス化、着実にまい進、推進していきたいと考えております。戦略政策情報推進本部が担当しております。詳細は、そちらの方でお聞きいただきたいと存じます。

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:111KB)
(報道発表資料は、こちらをご覧ください。)

 私からは以上であります。どうぞ。

質疑応答

【記者】ありがとうございました。12月の幹事社、毎日新聞の古関です。3点、質問させていただきます。
1点目が、営業時間の短縮要請に関してです。当初の期限だった17日(木曜日)が過ぎまして、1月の11日(月曜日)まで要請を延長されております。ここまでの中間的な総括をお願いいたします。

【知事】まず、11月28日(土曜日)からスタートしました。多くの飲食店の事業者の方々のご協力を得て、時間を短縮して営業していただいたということであります。それから、職員によるステッカー掲示店舗の現地確認にも行った際に、営業時間短縮への協力要請も併せて行っております。
一方で、感染者数はいまだ高止まりの状況でありまして、そのために医療提供体制の確保、都民の皆さんの命を守り抜く、そのための年末年始の取組を加えたところでございます。
こうした観点から、会食や人出が特に増える年末年始でございます。年明けの9日(土曜日)からの3連休の時期、徹底的な対策を講じていくということといたします。事業者の皆様方には、年末年始の書き入れ時に、誠に心苦しいところでございますし、さらなるご負担をおかけいたしますが、何とぞご理解、ご協力をお願いしたいと存じます。

【記者】2点目が、医療提供体制についてです。昨日、コロナ患者のベッドを4000床確保するよう医療機関に要請されたと発表されましたが、多くのベッドを確保すると一般の病床にしわ寄せが来るというような指摘もございます。そのあたり、どのように調整をするお考えか、お聞かせください。

【知事】昨日のモニタリング会議で、これまで感染の拡大が赤に加えて、今度は医療提供体制のところも赤が灯りました。これは引き続く増加傾向に伴って、コロナの患者さんのための医療と、それから通常の医療と両立が困難な状況になったというコメント付きでございました。厳しい状況であると認識をいたしております。
医療機関の皆様にはご苦労をおかけするわけですし、ましてや年末年始ということであります。さらには1月、病院によっては、1月からずっと防護服を着て戦っていただいているわけであります。さらにそこに加えて、できるだけ多くの医療機関にご協力の依頼ということになるわけでございますが、しかし、ここは皆様方のご協力を引き続きお願いをする、したい、このように考えております。
それから、多摩地域の専用医療施設での受け入れとも併せまして、できるだけ通常医療への影響を抑えられるように対応をしてまいるということであります。
それから、新規陽性者数の増加を抑制するというのが最も効果的ということでありますが、そのためにも、年末は、皆さん、強い危機感を共有していただいて、より一層の感染拡大の防止をお願いしたいと思います。
そして、何度も申し上げて恐縮ですけれども、3本の柱は、死亡者を出さない、重症化、重症者を出さない、医療崩壊をさせないということでございますので、どうぞ感染拡大防止のご協力をよろしくお願い申し上げます。
はい。

【記者】では、最後の3点目です。IRについてお伺いします。本日、政府がIR整備の基本方針を閣議決定しました。申請を9カ月遅らせるという内容ですけれども、東京都として今後の対応を教えてください。

【知事】はい、国がIRの整備に関する基本方針を閣議決定したということをベースとしてのご質問かと存じます。このことについては、決定したことについては聞いておるところでございます。また国として観光政策を進めるという判断の下での今日の決定ということと認識をいたしております。
また、都とすれば、メリット、デメリットの両面がございますので、今回示された基本方針も踏まえて、引き続き総合的な検討を行っていくという視点に変化はございません。

【記者】幹事社からは以上です。各社の質問に移ります。質問のある社は挙手の上、知事の指名を受けた上で、名前と所属を名乗って質問してください。

【記者】すいません。テレビ東京の吉田です。今日ファイザーのワクチンが厚生労働省の方に承認申請されました。順調に承認されれば来年3月にも接種が始まる可能性がありますけれども、受け止めをお願いします。

【知事】はい、これまでワクチンがない中で色々暗中、これは世界中がそうですけれども、暗中模索で検査、そして隔離、対策などを行ってきたことを考えれば、ゼロから1になった、そしてまた、それに加えて何社か各国で3相など、実際の予防接種も始まっているところもあります。ですから、ゼロから1、2、3に変わるというのは非常に大きいことだと思います。
一方で、アレルギー反応であるとか安全なのかといったようなそれぞれ報道などもあるかと思いますが、国としてこのファイザー社のワクチンをはじめ、これから陸続として各国で実際の接種等を経たものが国内の方に承認を求めてくるかと思います。今、申し上げたようなことを踏まえながら、国としての対応をお願いしたいと存じます。
それから、これから都として、厚生労働省、それから区市町村、医師会と連携取りながら、必要な方に確実に接種ができる体制の整備も進めてまいるということもつけ加えさせていただきます。

【記者】東京新聞の松尾と申します。よろしくお願いします。このところ菅総理のインターネット番組での冒頭の自己紹介であったり、あるいは夜の会食のあり方が議論を呼んでいます。国のコロナ政策、対策の総責任者の振る舞いとして、あるいは緊張感の持ち方として適切であるかどうか、知事のお考えをお聞かせいただければと思います。また、関連してになりますが、政治家の方々にとって会食や会合というのはお仕事という面もあるとは思うんですけれども、ここ最近のコロナの感染状況を踏まえて、知事としては今後会食や会合にどのように臨まれるか、お考えありましたらお聞かせください。

【知事】総理がどういう受け答えをされたのか、色々な受け止めがあるかと思いますけれども、様々な方々から話を聞き、情報を得るということについては、必要なことなんだろうというふうに思います。そして、一方で、夜会食などについては皆で気をつけましょうということを申し上げているわけで、これは私も含めて、国民や都民の皆さんが、ともにこの危機意識を共有しながら適切に行っていくということが必要なんだろうというふうに思います。
会食についても「5つの小」ということも申し上げているわけでございますし、また、それぞれのお店でも、利用される方々に対してもその点をご協力いただくなどして徹底していただきたいと存じます。いずれにしましても、リーダーとして国難を突破するという、そういう思いでこの年末年始を皆さん、国民の皆さんや都民の皆さんとともにこのつらい時期になってしまいますけれども、本来だったら楽しい年末年始ですけれども、つらい時期ではありますけれども、そのつらい思いを、ともに共有しながら、この間を次の明るい方向に向けていく、そういう思いで進んでいきたいと考えております。

【記者】共同通信の恩田です。年末年始の医療体制なんですけれども、昨日の会見でも新しい支援策をという話もありましたが、現時点で想定しているものがあればお伺いしたいのと、年末年始に開いてくれる医療機関の確保を進めていると思うんですけれども、その進捗状況もお聞かせください。

【知事】年末年始というのは、例年は、医療機関も救急等の対応、それから、入院されておられる方々への対応ということで、それが通常の年末年始の対応なんだろうというふうに思いますが、今は警報を出しているような状況でございます。特に医療提供体制の崩壊ということが懸念されている中において、この医療を守るという点でも本当は医療機関の皆様方にも年末を楽しんでいただきたいところではありますが、今年は残念ながらそういう状況にない、それどころかさらなる協力をお願いしようということでございますので、色々と医療機関などの状況なども踏まえながら、対策を講じてまいりたいと思います。
それから、各それぞれの地域によって医師会の皆様方のご協力もいただいているところであります。そのままPCRの検査センターも継続するという地域もございますし、できるだけ都民の皆様方の不安を取り除くという意味での医療機関のご協力を要請をするところでございます。これについてどのような対応を、こちら東京都側として、していくのか、今取りまとめているところでございますし、様々医療の提供については心配のないような体制をつくるべく、それに必要な対応策ということを講じていきたい、そう考えております。
なお、4000床の確保を目指しているところでございますけれども、新型コロナウイルス感染症のための医療と、通常の医療と両立が難しいと言われる中ではありますけれども、今4000床の確保、これは重症者のための250床も含めてでありますけれども、この確保については引き続き行っているところでございます。

【記者】新宿新聞の喜田と申します。PCR検査についてお伺いしたいんですが、世田谷区の保坂区長が、PCR検査にプール検査を導入するということを決めて発表されました。東京都としてはこのプール検査、どのようなお考えなのか教えていただきたいと。

【知事】世田谷区の方では、特に高齢者の施設などにおけるPCR検査、プール方式でやりたいということをかねがねおっしゃっておられ、それについての財政的な措置は東京都の今回50億円の設けた財政措置、これを用いながら進めていくというように私は承知をいたしております。様々な方法によって、予防的な措置を取ることによって感染を拡大しないという、そういう1つの考え方であると、このように認識いたしております。
最後でお願いします。

【記者】NHKの成澤です。少人数学級について伺いたいんですけれども、公立の小学校、昨日大臣折衝が行われまして、公立の小学校の1クラス40人から35人に引き下げるということで、関係閣僚合意したんですけれども、こういった35人学級の取組について、知事としてどのように考えていらっしゃるか、教えてください。

【知事】はい、今回の動きについては、教育の現場を、どのような環境にしていくかということにおいて、非常に大きな流れになるかと思います。それによって小人数によるきめ細かな教育体制を整備するということで、小学校での35人学級の実施に向けて、1学級当たりの上限を段階的に引き下げる方針を固めたものと聞いておりますので、都としてはそれに対応して、早急的に、早急に、具体的な実施方法など詳細を確認をし、対応を検討していきたいと考えております。
以上です。

テキスト版については、読みやすさを考慮し、重複した言葉づかい、明らかな言い直しなどの整理や補足説明をしています。

(テキスト版文責 政策企画局政策調整部政策調整課)

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