小池知事「知事の部屋」/記者会見(令和8年2月20日)
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知事記者会見
2026年2月20日(金曜)
14時00分~14時26分
知事冒頭発言
1 観光関連イベント
【知事】本日は4件、私の方からお伝えをいたします。まず観光関連の催しについてのお知らせでございます。昨年のですね、訪日、日本ですね、外国人旅行者数が4,200万人を突破いたしまして、これは過去最高の水準であります。この流れ、しっかり受け継いでいく。そして、世界的に人気の高いコンテンツを活用して、それを広げていく。このような催しを二つ行うこと、これについてのお伝えでございます。一つ目がですね、池袋のアニメ東京ステーションであります。明日の21日(土曜日)から、人気アニメで「転生したらスライムだった件」の特別企画展を開催をいたします。この「転スラ」ですか、企画展におきましては、人気キャラクターの等身大パネル、そしてそれぞれ名シーンのモザイクアートなどを展示をいたします。また、モニターの前に立つと主人公のリムルなどと一緒にAR体験ができるコーナーを設置をいたしております。アニメ東京ステーションでは、ほかにもですね、有名なクリエイターの皆さんが制作された原画、また台本などを展示したり、また声優体験ができるワークショップも行っております。そしてまた、テレビアニメのちびまるこちゃんの上映会など、たくさんの催しを行っております。公式サイトをご確認いただいて、ぜひまた休みもございますので、足を運んでいただきたいと思います。それから同じく観光ですけれども、累計の観覧者数が120万人を突破いたしました都庁舎のプロジェクションマッピング「Tokyo Night&Light」についてでございます。3月20日(金曜日・祝日)から、来月です、全世界で親しまれているポケモンカードゲームを題材とした作品を新たに上映いたします。カードの中に描かれたポケモンたちや、また象徴的なビジュアルが光と芸術によって立体的に表現されます。圧倒的なスケールで描かれますポケモンカードゲーム、その世界をですね、ぜひ現地でお楽しみいただきたいと思います。上映の初日には、大人気のこのピカチュウが登場するミニイベントも開催をいたします。3連休初日のお出かけとして、ぜひ多くの皆さんにおこしいただいて、ナイトタイム観光を楽しんでいただきたいと思います。産業労働局が担当いたしております。これが1点目です。
(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)
(「「転生したらスライムだった件」特別展 2月21日から池袋アニメ東京で開催」は、こちらをご覧ください。)
(「3月20日公開「ポケモンカードゲーム TOKYO LUMINOUS NIGHT」」は、こちらをご覧ください。)
2 新たなAI広報アバター「都星人」
【知事】次にこちらのバックパネル、またフィギュアも置いて、こちらですね、ありますけれども、AI広報、これがアバターになります。SNS、ご承知のように急速に浸透している現在、様々な情報があふれる中で、AIを効果的に活用しまして、都民の皆さんに伝える情報、これまで以上に充実させていく必要がございます。そこで、都の情報を分かりやすくスピーディーに届けるとともに、より身近に感じていただけますように、新たにこのAIアバター、広報アバターを作成をいたしました。名前はこの三つ、トリオで「都星人」と呼んでおります。このデザインですけれども、先ほどプロジェクションマッピングでご紹介したピカチュウですね、この作者(デザインを担当)で、ポケモンのキャラクターを手がけておられます、にしだあつこさんにお願いをいたしております。ということで、都星人の紹介動画作りました。ご覧いただきます。
(動画放映)
【知事】ということで、都星人、それぞれ三つのキャラクターがそれぞれに合った、また皆さんにお伝えすべき、知ってほしい、そういう情報をお伝えいたします。今後、都が発表した情報をもとにしまして、この生成AIを活用して、3体の都星人が会話する動画を制作をして、それを発信してまいります。疑問点など分かりやすくお伝えすること、また幅広い世代に親近感を持っていただくこと、これを目指しております。こうした動画は、SNSなどを通じまして都民の皆さんに積極的に発信をしてまいります。ぜひ、都星人の活躍にご期待いただきたいと思います。政策企画局が担当いたしております。
(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)
(「新AI広報アバター「都星人(とせいじん)」誕生!」は、こちらをご覧ください。)
3 「アフォーダブル住宅供給促進ファンド」運営事業者の決定
【知事】3点目です。住宅です。アフォーダブル住宅を供給するファンド、この運営(事業)者を決定いたしましたので、そのお知らせであります。子育て世帯などが手頃な家賃で住みやすいアフォーダブル住宅を供給をいたします。国内初の官民連携ファンドでございますが、昨年四つの運営事業者を候補として選定をいたしました。この四つの事業者との調整が整いまして、このたび正式に運営事業者とすることを決定したものであります。ファンドの規模ですけれども、合計いたしますと200億円以上。ファンドの期間は10年と20年、失礼、10年と15年。供給する戸数ですが、当初は予定されていた数がございましたけれども、それより増やしまして、合計で350戸程度を見込んでおります。運営事業者ですが、それぞれ事業者によって強みがありまして、それを生かして新築、また中古のマンション、空き家、戸建て住宅の活用などなど、様々な種類の住宅を提供してもらいます。各ファンドの規模、期間、家賃の水準や供給の戸数については、こちらのスライドのとおりとなっております。今後、ファンド契約を締結しまして、都からの出資を相対で出しまして、最も早いものですと今年の5月ぐらいには入居者を募集する、その開始を予定をいたしております。民間の活力、それから既存のストックを活用して、アフォーダブルな住宅を供給することで、子育て世帯などが住みやすい環境をつくっていきたいと考えております。担当は産業労働局になっております。制度などの詳細については、どうぞ産業労働局の方にお尋ねいただきたいと思います。
(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)
(「国内初 アフォーダブル住宅を供給する官民連携ファンド創設」は、こちらをご覧ください。)
4 東京マラソン2026
【知事】それからいよいよ迫ってまいりました東京マラソンです。3月1日(日曜日)に東京マラソン2026が開催されます。今年で19回目を迎えますこの大会、前回よりも1千人多く、過去最多になります3万9千人のランナーが参加されます。今回はエリート選手として、男女ともに昨年の東京マラソンで優勝したエチオピアのタケレ選手、ケベデ選手が出場します。それから日本勢の方も、昨年の12月に日本記録を更新した大迫傑さん、そして(前)日本記録の保持者であります鈴木健吾選手が参戦をしまして、ハイレベルな戦いが期待をできます。また、今回の大会では国内メーカーと協力しまして、初めて国産のEV白バイが運営車両として走行いたします。大会当日は沿道で応援イベントを開催しまして、ダンス、音楽、伝統芸能など様々なパフォーマンスでランナーに熱い声援を届けていきます。今年は私、スターターを務めさせていただいて、ランナー、ボランティア、そして観戦される皆さんと一緒に東京マラソンを盛り上げていきたいと考えています。また現地において、またテレビの前で東京が一つになる日を楽しみながら、街を駆け抜けるランナーにどうぞ熱い声援を送っていただきたいと思います。スポーツ推進本部となっております。さて、明日土曜日、21日ですけれども、都立高校の学力検査、いわゆる一般入試でありますけれども行われます。どうぞ受験生の皆さん、これまで頑張ってきた日頃の勉強の成果を発揮してください。頑張っていただきたいと応援のエールを送りまして、私の方からお伝えする項目以上でございます。よろしくお願いします。
(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)
(「東京マラソン 特別観戦エリアに1,000名をご招待」は、こちらをご覧ください。)
(「「東京マラソン2026 観光みどころマップ」&出展情報 公開」は、こちらをご覧ください。)
質疑応答
【記者】ありがとうございます。幹事社の日経新聞の飯塚です。幹事社から1問、質問させていただきます。宿泊税に関する質問です。都は宿泊税改正の条例案を、都議会第1回定例会に提出されましたが、ホテルなどの一部業界団体から徴収事務コストや、税収の使途について明確にするように意見が出ております。改めまして今回の条例改正の意義についてどう考えられるか、またこうした要望にどう対応していくのか、知事のご所見をお伺いさせてください。
【知事】宿泊税に関してのご質問です。観光客が増加しているということで、ごみ、また混雑など、新たな課題が発生をいたしております。一方で環境も変化しておりまして、これからも持続可能な観光の振興に向けて、今般、条例の改正案を提出をしたというものでございます。これまでも業界団体の皆様をはじめとする様々な方々からご意見伺っております。来年度予算から使途の透明性向上を図るということから、これも含めて事業者の負担軽減についても具体的な取組を進める予定にいたしております。引き続き、多くの方からご理解いただけるように取り組んでいきたいと考えております。
【記者】ありがとうございました。幹事社からは以上となります。質問のある社は挙手の上、知事からの指名があってから、社名、氏名を名乗って質問してください。よろしくお願いします。
【知事】MXさんどうぞ。
【記者】ありがとうございます。TOKYO MXテレビの山田と申します。まずMXから2点伺います。まず都議会定例会始まりまして、電柱の新設を禁止するこの条例の、一部エリアで禁止する条例提出されました。知事は長らくこの無電柱化に力を注いでこられたと思うんですけれども、改めて自治体として条例という形でこの新設を禁止することの意義について伺いたいと思います。
【知事】これまでも条例を設けて、それでこの無電柱化を進めてきたわけですけれども、今回はですね、新たに無電柱化の対象をですね、更に広く、また一方で絞って、そして効果を上げていこうというものでございます。何度も申し上げておりますけれども、電柱は、いざといった時にですね、行く手を遮るということがございます。あまりにもね、日本の原風景になって皆気が付かないのですけれども、本当にいざとなった時は、消防車、救急車、通れなくなるのですよね。そのことを何度も申し上げ、そして宅地など新たに開発する際にですね、この何と言うのですかね、私有地になってしまった場合の無電柱化(正しくは、電柱)の建設、建てることや、また今もこれは国の方にも色々法律などの改正もお願いしたいところですけれども、色々この地中にある、何と言うのですかね、電柱は立っていることを前提とした法律が多いので、なかなか地中化などをする時の法令的にですね、それをこなせないような問題点も実はございます。そういった点も含めて、無電柱化を総合的に進めていくということです。現在、特に島で行っているのは、これだけ台風がですね、強靭化をして頻発化していると木が覆いかぶさって、そして島中が停電してしまうとかですね、その地域全体が停電するなどの例が頻発しているわけですね。ということは、無電柱化することがそれぞれの生活を守ることにつながると思います。何度も申し上げますけれども、昔はですね、電柱って戦後の復興の時にですね、いち早くこの電力を津々浦々に行き渡らせるために木材でできた電柱が立っていたわけです。ですから、ある意味、復旧・復興が早いということがあります。なので、いざ何かがあった時に、問題があった時にテンポラリーに立てるものが、いつの間にか日本ではそれが恒久的になって、コンクリの電柱になっているわけですね。そこをですね、発想から変えて、いかにレジリエントなまちづくりをするかという時に、無電柱化が重要だということで進めているところでございます。法的、またルール的にそれが進みやすくしていきたいと思いますし、むしろ建設現場など、これからますます人手が足りなくなるような時には、地中にある様々なパイプ関連、それから情報、通信関連ですね。色々地中に埋まっているものの維持管理って非常に今問題になっているわけですよね。ですから、そういう工事業者が異なるのですけれども、人手が少なくなった時には、むしろそこが横の連携をとりながら進められればと、このように思っております。今回条例で設ける部分と、あと国にお願いする部分なども含めて無電柱化は更に促していきたいと思っております。
【記者】ありがとうございます。もう1点、東京2020大会のレガシーについてです。知事は大会前の2018年にロンドン視察された際にオリンピックなどで使用されたプールを視察して、東京アクアティクスセンターについても都民に愛されるような施設に、後利用についてもしていきたいとお話をされていました。都のレガシー施設、東京都の発表によると令和6年度では9割を超える利用率と発表されておりますが、まだ目標値には達していない状況でもありました。収支面なども含めて現状のこの数字の受け止め、そして今後の展開についてお考えがあれば伺いたいと思います。
【知事】それは施設によると思います。もう大変人気で予約が取れにくいところもあれば、例えば種目によってですね、十分に使われてなくて、もっと使っていただきたいところもございます。色々使用目的なども柔軟にしながら、できるだけもう既にある施設ですから、有効に活用していただけるように、様々工夫していきたいと思っております。東京新聞さん。
【記者】東京新聞の奥野です。2点お願いします。先ほど発表のあったAI広報アバター、都星人の件なんですけれども、非常にかわいらしいキャラクターと思うんですが、一方で東京都、既に色々なキャラクターがいると思います。知事は都のキャラクターがこれだけある中で、この都星人については例えば認知度の目標とか、またどんな存在になってほしいかみたいな思いがあれば、お考えをお願いします。
【知事】はい。キャラクター、色々たくさん、その局やその目的に応じて活躍してくれています。今回のこれ、AIというのが最大のポイントですね。AIは、これ動画に使えて、そしてお喋りができたり、その何と言うのですかね、汎用性というのが、ネットをベースにした存在であるというのが、今回これまでとは異なるということです。この都星人を通じて、ある意味プッシュ型にする広報のやり方、そしてまたぜひ見てもらいたい。また、都星人が言っているから、こういうことがあるのだよというのをですね、お子さんからお年寄りまで知っていただけ、都民に十分知っていただけるような工夫の一つということで考えております。
【記者】ありがとうございます。2点目なんですが、先日の施政方針演説について伺います。都議会開会日の新年度の施政方針演説で知事はチルドレンファーストで、「人」を育てていくことが最大の未来への投資だと話されて、高校授業料の実質無償化などこれまでの実績にも触れられていました。一方で、あくまで一般論ですけれども、在任期間が長くなるにつれて庁内でその活発な意見が出にくくなったりとか、多様な声に耳を傾けにくくなったりというような懸念点も指摘されるところです。知事は今年就任10年になりますけれども、こうした点で、もし気を付けていらっしゃることなどあればお願いします。
【知事】一般論と言われても、私はこの都庁で都知事をやってるわけで、一般論というか個別の話があれば、もっとその辺のところを教えていただければと思いますけども、ただ色々と都庁のこの声についてはですね、それを聞くシステムもございます。そこからですね、例えば育業中のですね、管理職の試験を受けることについてなど、本当に都の職員だからこそ現場で困っていること、またこうした方がいいんじゃないですかというようなご意見などをたくさんいただいて、それを一つ一つ、実行できるものは実際しております。ですから、そういう声については常に耳を傾け、そして風通しをよくして、活発にしているということでございます。
【記者】ありがとうございます。
【知事】共同通信さん。
【記者】共同通信の若松です。お願いします。国と都の協議体の関係でお伺いいたします。今後のテーマ設定、これからだとは思うのですけども、どういうことを協議するかという中で、鉄道や道路整備、それから都市の強靭化みたいなハード面の部分とデジタル化みたいなソフト面の部分、またそれ以外にも国の規制緩和によって、都の活力を増していくような形だったり、いくつか考えられると思うんですが、知事は今どういう側面での協議っていうのが一番重点的になるというふうにお考えですか。
【知事】そうですね、高市総理、首相がですね、今、この日本を強く豊かにとおっしゃっておられます。以前、官邸でお話しする機会があってこの協議体ということを設けることになったわけでありますけれども、そこはより一つ一つのこの国道と都道とどうするかという技術的なところは、それは実務者の方でやってもらって、やはりこの国をどうしていくのか、その中の首都・東京の役割や首都・東京で今、進めている様々な、例えばDX関係などはですね、このGovTech東京をはじめ、東京都で行っているこのデジタル環境づくりというのは、むしろこれから国の方で横展開する、できるそういう項目、多々ございます。それによってこのDXの問題でですね、それによってこれからのそれぞれの現場で人がいないとかですね、そしてまた本当の意味でやりがいのある仕事に、このAIを活用することによって、より皆元気になるとかですね、また自治体などもより効率的になるなどありますので、そういったむしろハードとかソフトもこれまでのことだけじゃなくて、もう全体としてその効果を出せれるような、そういった大括りの、大きな観点のお話もできればと思っています。細かなアジェンダの出し方などは、これからも国の方とも、官邸の方ともすり合わせながらやっていきたいと思っています。
【記者】ありがとうございます。関連してもう1点、今の大きな枠の話をいただいたのに申し訳ないんですが、地方税制の関係も議論の対象になると思います。その関係で最近税調のですね、財政措置に絡んでくるんですけども国の収奪していく、都から持っていく額というのが大きくなる可能性があるんじゃないかというのが懸念されると思うんですが、このあたりにもこの協議会で、例えばその国と都の話し合いの中で、税調の考えている都からの税を持っていく分というのが圧縮されるとか、そういう方向性になったりするもんでしょうか。
【知事】そこはですね、高市総理と私との間でしっかりとどうあるべきなのかということも含めて議論していきたいとこのように思っております。要はですね、今、この日本というのは本当に正念場だと思います。選ばれる国になっているかどうかっていうのをですね、もう一度改めて国家経営という観点、自治体経営という観点、こういったことから、現実に詰めていかないとですね、誰か人のせいにしていたり、パイを切り分けたりすることばっかりに集中、むしろそっちの方に向きがいってるとですね、ますます選ばれない国になりますよ。世界の中で。そのことを高市総理は理解しておられるから色んな今回の公約など、またやっていきたいっていうことを整理されているんだろうというふうに思っております。
【記者】分かりました。ありがとうございます。
【知事】はい、ありがとうございました。
※テキスト版については、読みやすさを考慮し、重複した言葉づかい、明らかな言い直しなどの整理や補足説明をしています。
(テキスト版文責 政策企画局戦略広報部企画調整課)