- 報道発表資料
キングサーモンプロジェクト(King Salmon Project)海外都市課題解決コースの公募開始 海外での実証支援は初!東京都発スタートアップからの提案を公募します
東京都では、令和4年11月に「Global Innovation with STARTUPS」を公表し、世界最高にスタートアップフレンドリーな都市・東京を目指し、スタートアップとの協働を加速させています。
都は、都内行政現場をスタートアップに提供し、都との協働を成長のきっかけとしてもらう「キングサーモンプロジェクト」を展開してきました。今年度より、世界五大陸の都市のリーダーによる「SusHi Tech Tokyo 2024シティ・リーダーズプログラム」と連携し、新たに「海外都市課題解決コース」を立ち上げ、都内スタートアップによる海外実証事業の推進や事業進出を支援します。今年度は、ヘルシンキ市(フィンランド共和国)とナイロビ市(ケニア共和国)が舞台となります。
この度、スタートアップからの提案を募集いたしますのでお知らせします。
1 事業概要
世界共通の都市課題は、新たな技術やアイデアを持つスタートアップの力で課題解決を図ることが期待されます。世界の都市と連携し、グローバルな舞台でのスタートアップの活躍を後押しすることで、イノベーションの創出による世界共通の都市課題解決と、東京の成長を目指します。
事業のポイント
- スタートアップが現地を訪問し、海外都市に対してピッチを実施していただきます(事前審査あり)
- スタートアップが実際に海外の現地で実証を行います。現場の選定や現地ステークホルダーとの調整等を、海外都市や事業プロモーター(デロイトトーマツコンサルティング合同会社)が支援します
- 海外渡航費用や実証費用は東京都が負担します(上限あり)
事業の流れ
海外都市への渡航及びピッチの実施
海外都市による一次審査を通過した企業(5社程度)は、海外都市に渡航し、海外都市に対してピッチを実施していただきます。
準備
採択された企業(1社)は約2か月間、実証フィールドの決定やステークホルダーとの調整等の準備をしていただきます。
実証事業の実施
約3か月間、現地での実証を実施していただきます。
※採択企業の現地滞在日数は、準備期間を含め断続的に2か月程度を想定
成果発表
実証の成果を取りまとめ、発表していただきます。
2 公募テーマ
対象都市 | ヘルシンキ | ナイロビ |
---|---|---|
テーマ | 環境負荷低減 | 洪水・河川氾濫による被害の抑制 |
具体的な課題(例) | ・再生可能エネルギーの導入 ・エネルギーマネジメントシステムの導入 ・ビルの緑化 |
・河川・排水路測量システムの導入 ・洪水被害予測システムの導入 ・物資供給・医療支援体制の確立 |
背景 | ヘルシンキは2030年までにカーボンニュートラルの実現を目指しているが、暖房など建物からの温室効果ガス排出量が多く、建物のエネルギー効率の向上が課題である。 | ナイロビをはじめ東アフリカではエルニーニョ現象など気候変動の影響を受け、大雨が頻発化し、甚大な洪水被害をもたらし、多くの犠牲者が発生している。被害を最小減に抑えるために、モニタリングや市民への注意喚起が課題である。 |
3 今後の流れ(予定)
(1)公募受付期間
5月20日(月曜日)~6月14日(金曜日)
(2)海外都市による一次審査
7月
(3)海外都市への渡航・二次審査
ヘルシンキ
8月26日(月曜日)~8月30日(金曜日)
ナイロビ
8月5日(月曜日)~8月9日(金曜日)
※(3)は現地時間
4 公募の詳細について
公募要領等、公募詳細はキングサーモンプロジェクトホームページをご確認下さい。
本件は、「『未来の東京』戦略」を推進する事業です。
戦略11 スタートアップ都市・東京戦略