- 報道発表資料
産業労働局
令和6年江戸前アユの遡上調査結果 推定37万尾のアユが多摩川を遡上
東京都では、都民や釣り人等から関心が高く、水産資源としても重要なアユについて、昭和58年から多摩川下流部で遡上調査を行っています。
令和6年には、推定37万尾のアユの遡上が確認されました。遡上数は昨年より減少し、近年では最も少なかった令和3年に次ぐ値となりました。
推定遡上数の推移(昭和58年~令和6年)
1 調査方法
期間
令和6年3月12日から令和6年5月28日まで
場所
多摩川河口より11キロメートル地点に設置した定置網(下記参照)
算定方法
前日午前10時00分から翌日午前10時00分までの24時間に定置網に入ったアユを毎日数え、累計入網数から下の式により遡上数を推定しました。
推定遡上数=累計入網数÷入網率5.4%【注】
【注】入網率:多摩川を遡上するすべてのアユのうち、定置網に入るアユの割合
2 調査結果
- 累計入網数:19,881尾(下記参照)
- 推定遡上数:約37万尾
調査開始以降、3月下旬からアユが入網し始め、4月上旬から中旬まで遡上の盛期が認められました。その後は、5月上旬ごろにまとまった遡上がみられましたが、5月中旬からはアユの入網しない日が多くなりました。調査期間を通じた魚体サイズは、平均6.5センチメートルで、過去10年間で2番目に高い値でした。
※詳細な結果は、ホームページに掲出しています。
調査地点(大田区下丸子4丁目付近)
多摩川下流に設置した定置網
調査開始時に入網した遡上アユ
遡上アユの日別入網数と累計入網数
記事ID:000-001-20241114-021964