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報道発表資料
総務局

東京都帰宅困難者対策オペレーションシステムの運用開始について

東京都では、令和4年度から、首都直下地震等の発災時にGPS情報等を活用し、帰宅困難者に対してリアルタイムに情報を発信する「東京都帰宅困難者対策オペレーションシステム(通称「キタコンDX」。以下、「本システム」という。)を開発していました。
このたび、本システムの稼働に必要な機能が完成し、発災時の運用を開始しますので、お知らせします。

本システムの主な機能

都や区市町村等の災害対策本部を支援する「作戦地図」機能

都内の混雑状況や鉄道運行情報、SNSでの被害投稿情報等をリアルタイムに可視化し、地図上に重ねて表示することで、発災後、直ちに自治体や関係機関による迅速・円滑・正確な状況把握を可能にし、効率的な作戦立案や情報共有を支援します。

作戦地図の画像
作戦地図(イメージ)

一時滞在施設の管理者を支援する「施設運営管理」機能

帰宅困難者を受け入れる一時滞在施設が実施する、発災時の自治体あて報告や帰宅困難者情報の集約にかかる作業について、デジタルフォームを活用することで省力化しました。さらに本システム上のチャット機能でコミュニケーションも行うことができ、災害対策本部や現場の負担を軽減します。

施設開設報告画面の画像
施設開設報告画面
チャット画面の画像
チャット画面

帰宅困難者を支援する「情報発信」機能

本システムが有するLINE公式アカウントを友だち登録することで、発災時に帰宅困難者の周辺で開設中の一時滞在施設をスマホから検索することができます。また、一時滞在施設の入館手続きがスマホから可能です。
さらに、連携する東京都防災マップや東京都防災アプリからも、混雑中の箇所や一時滞在施設の開設状況等を確認することが可能です。

スマホで施設検索する様子の画像
スマホで施設検索する様子
スマホで入館手続きする様子の画像
スマホで入館手続きする様子

今後の運用

  • 首都直下地震等の発災時には本システムにより帰宅困難者向けの情報発信を実施します。都内で帰宅困難者になる可能性のある方は、事前に本システムのLINEアカウント「帰宅困難者対策支援」の友だち登録をお願いいたします。
    ※LINEアプリ又はカメラを起動し、右のQRコードを読み取っていただくか、友だち検索よりID番号「@157tdhuh」を検索してください。

QRコードの画像

  • 区市町村や一時滞在施設に対し、操作研修や訓練の実施を通じて、発災時に確実に本システムを運用できる体制確保に努めていきます。

本件は、「『未来の東京』戦略」を推進する事業です。
戦略8 安全・安心なまちづくり戦略「防災行動実践プロジェクト」

記事ID:000-001-20250328-041006