- 報道発表資料
教育庁
都立高等学校における個人情報の漏えいについて
都立高等学校1校において、以下のとおり生徒の個人情報の漏えいが発生しました。
関係の皆様には、多大な御迷惑をお掛けしましたことを、深くお詫びを申し上げます。今後、再発防止を徹底してまいります。
なお、現在のところ、個人情報の外部への流出等、二次被害等の発生は報告されておりません。
1 事故の概要
令和7年4月9日(水曜日)、同校主任教諭は、令和5年度に在籍していた生徒8名分(8名のうち4名は既に卒業しており、4名は現在3学年に在籍している。)の個人情報が閲覧できる状態の海外派遣研修参加希望調査書を、同校1学年及び2学年の全保護者に宛てて、学校からのお知らせ等を登録しているメールアドレスに配信できる学習支援クラウドサービスにより通知した。
確認日時
令和7年4月9日(水曜日) 午後1時30分頃
閲覧できる状態となった個人情報
8名の生徒等の学年、クラス、出席番号、氏名、出欠の記録、1学期の成績 など
2 事故の経緯
- (1)令和7年4月9日(水曜日)午前11時44分、同校主任教諭は、海外派遣研修の参加生徒を
募集するため、表計算ソフトで参加希望調査書を作成し、1学年及び2学年の全保護者宛てに学習支援クラウドサービスで発出した。 - (2)同日午後1時30分頃、学校は、保護者から、発出された参加希望調査書に個人情報が記載されている旨の連絡を受け、確認したところ誤って個人情報を含む文書が発出されていることを確認した。
3 事故発生後の対応
- (1)保護者からの連絡を受け、学習支援クラウドサービスから個人情報を含むファイルを削除した。
- (2)同システムの委託先から個人情報を含むファイルへのアクセスの情報を入手したところ、188名の保護者がダウンロードしていることを把握した。学校は、当該の全保護者に連絡をし、削除を依頼した。現在、二次被害等の報告は受けていない。
4 生徒・保護者への説明及び謝罪
- (1)令和7年4月9日(水曜日)、個人情報が漏洩した8名の保護者等に対し、電話で謝罪をするとともに、直接の謝罪を希望しなかった5名を除く3名に対して4月11日(金曜日)及び12日(土曜日)に直接説明及び謝罪を行った。
- (2)令和7年4月10日(木曜日)、同校の全生徒に対し生徒の個人情報が漏えいした事実の説明と謝罪を行った。
- (3)令和7年4月12日(土曜日)現在在籍する4名の当該学年である3学年保護者会において、生徒の個人情報が漏えいした事実の説明と謝罪を行った。
5 事故の原因
過去の資料を基に通知を作成し、配信する際、ファイル形式の全てのシートを確認すべきところ、一部のシートの確認にとどまり、全ての確認を怠ったこと。
6 再発防止について
当該校において、電子データの送付に係るルールの再確認など、個人情報の取扱いのルールを改めて全教職員に周知し、漏洩防止を徹底する。また、個人情報の取扱いに関する研修を実施する。
都教育委員会は、全都立高等学校長に対して、個人情報の取扱い等について、再度周知徹底を図っていく。
記事ID:000-001-20250418-041329