- 報道発表資料
教育庁
都立高等学校における個人情報の誤配信について
都立高等学校1校において、個人情報の流出が発生しました。
関係者の皆様には、多大な御迷惑をお掛けし、深くお詫びを申し上げます。今後、再発防止を徹底してまいります。
1 事故の概要
令和7年5月21日(水曜日)午後0時30分、同校主任教諭が採点前のA教科の考査答案用紙(91名分)を翌日のB教科の考査を受ける生徒に対し、Classi【注】で誤送信した。
【注】Classiとは、授業や面談、学校と保護者のコミュニケーションなど、学校現場の多様なシーンで活用される教育プラットフォームをいう。
流出した個人情報
氏名・クラス・番号・答案内容
2 事故の経緯等
- (1)令和7年5月21日(水曜日)午後0時30分、同校主任教諭が、同年5月22日(木曜日)に実施するB教科の考査時の座席表と間違えて、電子採点前のA教科の考査答案用紙(91名分)をB教科の考査を受ける生徒に対し、Classiで誤送信した。
- (2)同日午後0時30分、同校学年担任教諭はB教科の考査を受ける生徒2名から採点前の考査答案用紙が送信されていることに対する申し出を受けた。
- (3)同日午後0時36分、同校学年担任教諭は同校主任教諭に対し、生徒の申し出について報告し、すぐに当該考査答案用紙を削除するよう依頼した。
- (4)同日午後0時37分、同校主任教諭は誤送信データを削除した。
- (5)同日午後0時50分、同校学年担任教諭は同校学年主任と同校校長に生徒の申し出と、誤送信データについて報告した。
- (6)同日午後3時36分、同校はClassiで誤送信した生徒に対し説明と謝罪及びデータを保存しないこと、保存している場合はすぐに削除すること、拡散しないことを依頼するメッセージを送った。
- (7)同年5月21日(水曜日)から5月22日(木曜日)までに、対象生徒(91名)に対し、データの保存や拡散がないことを確認した。
3 生徒及び保護者への説明及び謝罪
- (1)令和7年5月21日(水曜日)に当該学年全ての保護者に対して、Classiにて説明と謝罪のメッセージを送った。
- (2)同年5月23日(金曜日)に全校集会において、全校生徒に対して校長から説明と謝罪を行った。また、全ての保護者に対して、説明と謝罪及び臨時保護者会開催についての通知を発出した。
- (3)同年5月24日(土曜日)に臨時保護者会において、説明と謝罪を行い、以降、保護者からの問い合わせはない。
4 再発防止について
同校において、全教職員に対し研修を実施し、個人情報保護の重要性と厳格な管理について注意喚起するとともに、今後、改めて組織的な再発防止を図っていく。
都教育委員会は、全都立高等学校長に対して、個人情報の取扱い等について再度周知・徹底を図っていく。
記事ID:000-001-20250526-041883