- 報道発表資料
教育庁
都立高等学校における個人情報の紛失について
都立高等学校1校において、個人情報の紛失が発生しました。
関係者の皆様には、多大な御迷惑をお掛けし、深くお詫びを申し上げます。今後、再発防止を徹底してまいります。
1 事故の概要
令和7年5月15日(木曜日)午前7時45分頃、同校外国人英語等教育補助員(ALT)【注】が、担当していた生徒の課題のプリントを紛失した。同日から校内等を捜索したが、発見に至らなかった。
【紛失した個人情報】担当していた生徒77人分の氏名、学年、クラス、番号、英作文
【注】外国人英語等教育補助員(ALT):英語等担当の教員が行う授業の補助をする者
2 事故の経緯等
- (1)令和7年5月8日(木曜日)午後1時00分頃、当該ALTは、管理職への申請・許可なく、課題のプリント(計113人分)を添削するため、封筒に入れて、自宅に持ち出し保管した。
- (2)同年5月14日(水曜日)に77人分を自宅で添削した。
- (3)同年5月15日(木曜日)午前5時45分頃、当該ALTは、クリアファイルに入れた未添削の課題のプリント(36人分)と封筒に入れた添削済の課題のプリント(77人分)をリュックサックに入れて自宅を出発した。当該ALTは、電車内で未添削の課題のプリントを添削した。
- (4)同日午前7時45分頃、学校に到着した当該ALTは、添削済の課題のプリントが入った封筒がないことに気が付いた。
- (5)紛失が発覚した日以降、当該ALTの自宅や校内等の捜索、鉄道会社及び警察へ遺失物の問合せを行っていたが、同年5月26日(月曜日)正午までに、発見には至らなかった。
3 生徒及び保護者への説明及び謝罪
同年5月26日(月曜日)、校長は、これまでの捜索状況を踏まえ、対象生徒(77人)に説明と謝罪をした。
同年5月26日(月曜日)、27日(火曜日)、対象生徒(77人)の保護者に対して電話にて説明と謝罪をした。また、同年5月28日(水曜日)、校長は、全校生徒に対して校内放送にて、説明と謝罪をするとともに、全校生徒の保護者宛てに説明と謝罪をする通知文を発出した。
4 再発防止について
同校において、ALTを含む全教職員に対して個人情報保護の重要性と厳格な管理について注意喚起するとともに、今後、改めて組織的な再発防止を図っていく。
都教育委員会は、全都立高等学校長に対して、ALTを含めた全教職員に対して、個人情報の取扱い等について再度周知・徹底を図っていく。
記事ID:000-001-20250602-042007