1. 都庁総合トップ
  2. お知らせ
  3. 報道発表
  4. 2025年
  5. 6月
  6. 官民連携福祉貢献インフラファンド 清算結了
報道発表資料
産業労働局

官民連携福祉貢献インフラファンドの清算結了について

都は、平成27年度に、喫緊の課題である待機児童の解消に向け、都内における子育て支援施設を含む福祉貢献型建物【注】の整備促進などを目的として、官民連携福祉貢献インフラファンド事業を実施しました。
この度、本事業に係る全てのファンドの清算が結了しましたので、下記のとおりお知らせします。

【注】認可保育所、東京都認証保育所、公的補助の対象となる学童保育施設が含まれる建物

1 ファンド設立の経緯

平成27年度、東京都内における待機児童解消という喫緊の課題に対応するため、一般的には収益性が低いと想定される「福祉関連施設」を他の収益施設と組み合わせることで民間の投資家が投資可能な収益水準を確保しつつ、子育て支援施設を含む「福祉貢献型建物」の整備を促進することを目指し、官民で連携して設立されたものです。

2 ファンドのスキーム

都がファンドマネージャーを以下のとおり2者選定し、各ファンドマネージャーにおいて、都内の福祉貢献型建物への投資を実施してきました。

ファンドマネージャー

  • (1)スターツアセットマネジメント株式会社(無限責任組合員:スターツコーポレーション株式会社)
  • (2)AIPヘルスケアジャパン合同会社(無限責任組合員:左記合同会社)

ファンドマネージャーの画像

3 本ファンドの成果

本ファンドより、都内の子育て支援施設を含む福祉貢献型建物3か所に投資を実施。設立時の合計認可保育所定員は200名に上り、待機児童数の削減に一定の役割を果たしました。これらの認可保育所は現在も運営を継続しております。
都の投資実績は、出資額37.5億円に対し回収額37.68億円であり、回収率は100.5%となっています。

4 本ファンドの概要・実績等

ファンド名

官民連携福祉貢献インフラファンド

組合設立年

2016年

投資対象

都内の福祉貢献型建物

投資実績

福祉貢献型建物

3か所

用途

認可保育所(設立時定員計200名)、介護付有料老人ホーム、共同住宅等

ファンド規模

60.8億円

都の出資額

37.5億円

都の回収額

約37.68億円

都の回収率

100.5%

(参考)内訳

組合名  スターツ福祉貢献インフラファンド投資事業有限責任組合  AIP都内福祉貢献投資事業有限責任組合 
ファンドマネージャー
無限責任組合員
スターツアセットマネジメント株式会社
スターツコーポレーション株式会社 
AIPヘルスケアジャパン合同会社 
組合設立日  2016年2月12日  2016年2月12日 
投資実績  都内の福祉貢献型建物:2か所 (墨田区緑一丁目・大田区千鳥一丁目) 
設立時認可保育所定員:計114名
共同住宅等 
都内の福祉貢献型建物:1か所 (大田区南雪谷三丁目) 
設立時認可保育所定員:86名
介護付有料老人ホーム:61室
ファンド規模 
(うち都の出資額) 
25.3億円 (12.5億円)  35.5億円 (25億円) 
都の回収額・率 約12.54億円(100.3%) 約25.14億円(100.6%)

本件は、「2050東京戦略」を推進する取組です。
戦略12 国際金融「国際金融都市・東京のプレゼンスを確立」

QRコードの画像
▲2050 東京戦略

バナー画像

記事ID:000-001-20250623-042267