- 報道発表資料
「次世代型太陽電池」ネーミング総選挙が7月4日より開始 日本生まれの太陽電池の名前を投票
東京都では、電力のHTT「(H)へらす・(T)つくる・(T)ためる」をキーワードに、脱炭素社会の実現とエネルギーの安定確保に向けた取組を推進しています。「薄く、軽く、曲がる」という特徴を持った日本生まれの太陽電池である「次世代型太陽電池」は今年度、国内企業による製品化が予定されるなど、実装に向けた取組が進みつつあります。今回「次世代型太陽電池」の一層の普及拡大につなげるため、親しみやすい名前を投票により決定することにしました。
都は、2050年ゼロエミッション東京の実現に向け、2035年までに都内に太陽光発電設備を350万キロワット導入するという新たな政策目標を設定しています(内、次世代型太陽光電池は約100万キロワットを想定)。「薄く、軽く、曲がる」という特徴を有する「次世代型太陽電池」は、低耐荷重の屋根や壁面等これまでの太陽電池では設置困難だった場所への導入により、更なる再生可能エネルギーの創出が期待されており、都も普及拡大を戦略的に推進しています。実装検証も率先して行っており、東京国際クルーズターミナル等で実施しているほか、9月13日から東京で開催される東京2025世界陸上の会場である国立競技場の周辺に「次世代型太陽電池」を搭載した庭園灯の設置も予定しています。
投票候補の4案は、次世代型太陽電池の特徴を考慮した名前です。日本生まれの技術を、老若男女問わず幅広い方に知っていただき、身近に感じてもらうために、多くの方々と一緒に名前を決め、今後一層の普及拡大に力を入れていきます。投票は特設サイトより行うことができます。また投票いただいた方の中から抽選で10組20名様を東京2025世界陸上にご招待いたします。未来に残る名前を、あなたの一票で決めていきましょう。
キャンペーン概要
名称
次世代型太陽電池ネーミング総選挙
投票期間
令和7年7月4日(金曜日)から7月31日(木曜日)まで
投票方法
特設ホームページのアンケートフォームで4つの候補から一つを選択してください。
候補
ミライテラセル
私たちの未来を照らし、地球(テラ)の環境をよりよくすることをイメージ
ハローソ―ラー
「貼ろう!」と初めて使う人への挨拶「Hello」をWミーニング
AIRソーラー
空気(軽いイメージ)、Anywhere(どこでも)・Innovative(革新な)・Renewable energy(再生可能エネルギー)の頭文字
ハレルソーラー
「貼れる」こと、「晴れる(良い未来になる)」ことのWミーニング
東京2025世界陸上へのご招待
投票いただいた方の中から抽選で、10組20名の方を東京2025世界陸上にご招待します。
特設ホームページ
参考情報
日本生まれの太陽電池「次世代型太陽電池」とは
ペロブスカイトと呼ばれる結晶構造を用いた太陽電池です。シリコン系太陽電池に比べ、以下の特徴を有し、シリコン系太陽電池に対して高い競争力が期待されています。
- 1)「薄く軽く曲がる」ので、設置場所が広がる
- 2)製造技術開発によって大量生産、製造コストの低下の可能性が有る
- 3)日本生まれの技術であるほか、主原料のヨウ素は、世界産出量の約30%が日本国内産である
本件は、「2050東京戦略」を推進する取組です。
戦略20 ゼロエミッション「再生可能エネルギーの基幹エネルギー化」