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  6. 吸収・除去系カーボンクレジット創出スタートアップを決定
報道発表資料
産業労働局

「吸収・除去系カーボンクレジット創出促進事業」 実証事業に取り組むスタートアップを決定しました!

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東京都では、スタートアップと連携して、都内の自然資源を活用し、CO2を吸収・除去することで生まれるカーボンクレジットの創出を促進する「吸収・除去系カーボンクレジット創出促進事業」を実施しています。
このたび、東京都と連携してクレジットの創出に向けた実証事業を行うスタートアップを決定しましたのでお知らせいたします。採択スタートアップは今後、令和8年12月まで以下の実証事業を行います。

企業名(五十音順) 企業概要及び実証事業の概要

(林業)
株式会社ステラーグリーン

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[企業概要]
“眠る自然資源を活かし、人・地域・地球を豊かにする” をビジョンに掲げ、生物多様性を保全しながら、地域の自然資源をテクノロジーを駆使して価値あるものに変えることで、持続可能な仕組みを構築することを目指す。

[実証事業の概要]
衛星データの活用・AI補正による森林クレジットの創出コストの削減と工数短縮を実証するとともに、森林が蓄積する地下水の可視化を通じたクレジットの高付加価値化を実証

(農業)
株式会社TOWING

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[企業概要]
「サステナブルな次世代農業を起点とする超循環社会を実現する」をミッションとし、高機能バイオ炭”宙炭(そらたん)”の普及によって、農地への炭素貯留や化学肥料の削減・有機転換を含むリジェネラティブ(環境再生)農業の実現・拡大に取り組んでいる。

[実証事業の概要]
”宙炭”の農地への施用による栽培効果の確認およびカーボンクレジット活用による農作物の高付加価値化・販売単価向上を実証するとともに、消費者向けの環境価値の効果的な訴求・販売方法を実証

(水産業)
株式会社BLUABLE

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[企業概要]
「藻場の力で、社会と環境を循環させる」をビジョンに掲げ、富士通のカーブアウトにより設立されたスタートアップ企業。ブルーカーボン創出において課題となる藻場造成コストや、炭素吸収量の計測コストを大幅に削減する技術開発に取り組んでいる。

[実証事業の概要]
海藻を分解させずに深海に沈設することによるブルーカーボン創出量の大幅な拡大を目指し、海藻の沈設による炭素固定量、生態系への影響の評価及びブルーカーボンクレジットの創出を実証

事業概要

農林水産分野でのCO2の吸収・除去に関する優れたアイデアや技術等を有するスタートアップを公募・選定し、都内での吸収・除去系カーボンクレジットの創出に向けた実証事業に対し、経費負担等の支援を実施

実施期間

令和7年度から令和8年度まで(2か年事業)

支援内容

  • 1)実証事業に係る経費の負担(最大4,000万円)
  • 2)事業プロモーターによる伴走支援

図

スケジュール

  • 令和7年8月下旬 実証事業の開始
  • 令和8年4月 中間報告会の開催
  • 令和8年12月末 実証事業の終了
  • 令和9年2月 最終報告会の開催

※スケジュールは今後変更となる可能性があります。

本件は、「2050東京戦略」を推進する事業です。
戦略20 ゼロエミッション「GXの実現を支える基盤づくり」

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▲2050東京戦略

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