- 報道発表資料
「令和7年度 東京港オフピーク搬出入モデル事業」の参画者募集開始 東京港のオフピークの利用促進に向けた取組への参画者を募集します
背後に大消費地を抱える東京港は、首都圏の生活と産業を支える大きな役割を担っています。東京港と日本全国の間のコンテナ貨物輸送の多くはトラックによってなされているため、物流の2024年問題を背景としたトラックの輸送力不足は東京港及び利用者にとって喫緊の課題です。
東京都は、午後や夕方に集中する傾向にある東京港へのトラックの来場時間を分散化させ、コンテナターミナルにおけるゲート前混雑の解消を促進するため、東京港と荷主・物流事業者の双方の課題解決に資する取組として、午前中などコンテナターミナルが比較的空いている時間帯に搬出入を行う「オフピーク搬出入」を推進しています。令和6年度は、複数の荷主・物流事業者が連携し、「東京港デポ」等を活用した「東京港オフピーク搬出入モデル事業」を実施し、ゲート前の待ち時間の短縮やドライバーの運転時間の削減などの効果を確認しました。
この度、東京港におけるオフピーク搬出入を一層推進していくため、モデル事業の輸送本数などの規模拡大に向けて、参画者を募集します。
記
1 募集の概要
「東京港デポ」と「荷主デポ」の活用により、東京港のコンテナターミナルの搬出入を午前中に実施するとともに、事業者間で連携し、夜間等にデポ間でコンテナ貨物の往復輸送を実施するなど、物流効率化を図る輸送モデルに取り組む事業者を募集します。
- 「荷主デポ」や「東京港デポ」の利用は、来場時間・納品時間をずらすための手段です。
- 「東京港デポ」は、東京港付近にある東京都が指定する駐車場を指します。
- 「荷主デポ」は夜間も利用可能な私有デポやインランドデポ等を指し、今回の取組においては主に関東エリアにあるデポの活用を想定しています。
2 事業スキーム
都が委託した事業プロモーター(株式会社野村総合研究所)がモデル事業への参加者を募集し、実施に係る支援を行うとともに、事業実施後の検証を行います。
3 募集対象者
東京港を利用して輸出入を行う荷主企業を対象とします。なお、当該荷主企業の貨物を輸送又は手配する物流事業者(陸運、フォワーダー)と連携しての応募を必須とします。
4 支援対象とする事業費
現在の輸送からオフピーク搬出入へシフトすることで増加する経費等について、輸出入コンテナ1本あたり最大25,000円(税込)を上限として支援します。
5 申請受付期間等
令和7年8月19日(火曜日)から9月12日(金曜日)12時00分(必着)
6 その他
募集内容の詳細や応募様式等については、事業プロモーター(株式会社野村総合研究所)のホームページ(外部サイトにリンク)をご確認ください
東京物流ビズとは
東京物流ビズとは、都民生活や経済活動を支える重要な社会インフラである物流を維持するために、「物流の効率化に向けた社会的ムーブメントを醸成していくプロジェクト」です。
本件は、「2050東京戦略」を推進する取組です。
戦略18 インフラ・交通「都市の経済や暮らしを支える円滑な物流の確保」