- 報道発表資料
新たな分野でバイオ燃料を活用して脱炭素化に取り組む事業者を決定しました!
東京都では、「ゼロエミッション東京戦略 Beyond カーボンハーフ」を策定し、環境負荷の少ないバイオ燃料の商用化・実用化を推進することとしています。
これまでも、物流トラック、バスなどでバイオ燃料を活用した事業化に向けた取組を支援してきました。今年度は新たに、航空エンジン整備・鉄道・船舶の分野での支援を決定しましたのでお知らせします。
支援事業の概要
募集分野:バイオ燃料(新たな分野【注1】)
【注1】物流トラック、バス、建設機械、航空機及び空港特殊車両以外の分野
1)「バイオ燃料使用促進のための地域連携/エンジン出荷運転のSAF導入」
事業実施者
株式会社IHI
事業概要
地域から集めた廃食油などを原材料としたSAFを航空エンジン整備事業に活用し、自社のみならず地域のCO2排出量削減に寄与するとともに、地域などへの広報活動も実施
2)「バイオ燃料活用による鉄道分野での脱炭素実装化事業」
事業実施者
代表者
伊藤忠エネクス株式会社
構成員
株式会社交通建設、株式会社JR東日本商事、東鉄工業株式会社、東日本旅客鉄道株式会社、ユニオン建設株式会社
事業概要
リニューアブルディーゼルを鉄道用の保守用車両ならびに工事用重機械車両で使用することで、都内の脱炭素化を推進し、持続的な社会の実現と、都民の移動の安全性を維持することを両立
3)「東京港におけるShip to Shipを用いた船舶向けバイオ燃料供給事業」
事業実施者
代表者
NX商事株式会社
構成員
伊豆七島海運株式会社、NX海運株式会社、コスモ石油マーケティング株式会社、日本塩回送株式会社、株式会社藤井石油、マルエーフェリー株式会社
事業概要
東京港を発着する船舶にバイオ燃料を供給することで、船舶分野の脱炭素化を推進するとともに、広報活動を並行することで永続的な船舶分野におけるバイオ燃料の普及に取り組む
募集概要
支援対象
- 1)都内に本店又は支店登記があり、実質的に都内で事業を行っている事業者等
- 2)上記1)の事業者等を主たる構成員とした複数の企業等で構成するグループ
支援内容
新しい分野【注2】においてバイオ燃料を商用化・実装化する取組を助成
【注2】新しい分野とは、これまでに支援した分野(物流トラック、バス、建設機械、航空機、空港特殊車両)以外の分野のことをいう。
助成率
対象経費の5分の4以内
助成限度額
8,000万円
助成件数(予定)
3件
※支援対象期間は、交付決定日から令和9年3月31日まで
本件は、「2050東京戦略」を推進する取組です
戦略20 ゼロエミッション「ゼロエミッションモビリティの普及拡大」