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  6. モンゴル抑留中死亡者の御遺骨を伝達
報道発表資料
福祉局

モンゴル抑留中死亡者の御遺骨の伝達について

この度、モンゴル抑留中死亡者埋葬地「ダンバダルジャ埋葬地」(モンゴル国ウランバートル)から収容した御遺骨について、DNA鑑定を実施した結果、東京都在住の戦没者御遺族と親族関係が存在すると認められる御遺骨と判明した旨、厚生労働省から通知がありました。
つきましては、この御遺族に対し、御遺骨を伝達することになりましたので、お知らせいたします。

1 戦没者

(1)氏名

時塚金太郎(ときづかきんたろう)様

(2)生年月日

明治41年10月20日

(3)本籍

東京都杉並区中瀬町

(4)所属部隊

独立歩兵第31大隊

(5)階級

陸軍兵長

(6)死亡年月日

昭和20年11月27日

(7)死亡場所

タンボルヂヤ

2 御遺骨受領者

(1)氏名

時塚照枝(ときづかてるえ)様

(2)続柄

3 伝達日時等

(1)日時

令和7年9月17日(水曜日)午後3時00分

(2)場所

TAC杉並区妙正寺体育館会議室(東京都杉並区清水3丁目20番12号)

4 その他

東京都では、平成22年度以降、41柱を御遺族に伝達しており、今回で42柱目となります。

(参考)特定に至った経緯(厚生労働省社会・援護局からの通知より引用)

(1)埋葬地に係る関係資料概要

モンゴル国ウランバートル・ダンバダルジャ埋葬地については、モンゴル国政府により提供された「抑留中死亡者名簿」に835名が登載されているが、埋葬図は提供されていない。

(2)収容状況

平成11年7月21日から8月12日及び8月11日から9月2日までの間、政府派遣の遺骨収集派遣団は、当該埋葬地に埋葬されていた807柱の御遺骨を収容した。
なお、当該埋葬地の状況は、入り口から見て奥の方の遺骨の上に手前の遺骨が重なるようにして埋葬されていた。
また、身元が推定できる遺留品の発掘はなかった。

(3)DNA鑑定の結果

上記1、2により、当該埋葬地から収容した御遺骨のうち、DNA鑑定用の検体が採取できた800柱とDNA鑑定を希望される御遺族との間で鑑定を実施したところ、平成11年8月15日に収容された御遺骨1柱から東京都在住の御遺族と親族関係が存在するとの結果が得られ、「時塚金太郎」様の御遺骨と判明した。

記事ID:000-001-20250909-043272