- 報道発表資料
サーキュラーエコノミーの実現に向けた社会実装化事業(補助事業)の選定結果について
東京都は、「2050年CO2排出実質ゼロ」に貢献する「ゼロエミッション東京」の実現に向け、サーキュラーエコノミーへの移行・持続可能な資源利用を推進しています。
東京都と公益財団法人東京都環境公社は、地域密着型のサーキュラーエコノミーの実現を目指す取組の社会実装化を支援するため、本年5月15日から7月15日までの期間に事業者等を公募しました。
このたび、下記のとおり6件を選定しましたので、お知らせいたします。
記
1 選定した事業者及び事業概要
(1)業務用小型プラスチックボトルのリユース・リサイクル実装事業
業務用清掃洗剤製品などで使われているプラスチック製使い捨て容器の一部をリユース容器に置き換える。また、リユース容器の回収時に使い捨て容器も同時に回収しリサイクル材として再生する。これらの取組を通じ、新たなプラスチック容器の製造・販売スタイルの価値や経済性を検証する。
事業者
メビウスパッケージング株式会社
連携事業者・団体等
- シーバイエス株式会社
- 鈴与エコプロダクツ株式会社
(2)次世代回収ボックスの製造及び設置による廃食用油リサイクルバイオ燃料創出事業
IoT連携の次世代型廃食用油回収ボックスを製造し、都内小売店等に設置する。誰でも気軽に廃食用油を持ち込める仕組みを整えることで、家庭からの回収を行う。多くが可燃ごみとして廃棄されてしまっている廃食用油を、空運や陸運等で活用されるバイオ燃料にリサイクルし、有効活用を図る。
事業者
株式会社アイネックス
連携事業者・団体等
- 株式会社エコクリエイティブ
- 全国油脂事業協同組合連合会
(3)三鷹市における「繊維to繊維」の取組に係る実証実験
三鷹市と連携し、イベント機会等を活用した古着回収を実施する。回収した古着はリユースや素材レベルの再資源化を行い再び繊維に生まれ変わらせる。これにより、依然として可燃ごみなどで廃棄されている衣類を資源として有効活用し、地域発の資源循環モデルの構築に貢献する。
事業者
一般社団法人Textile Circular Network
連携事業者・団体等
- 三鷹市
- 株式会社もっかいトラスト東村山営業所
(4)アプリ「Trash Lens」を活用した衣類リペア・リユース促進事業
ごみ分別アプリ「Trash Lens」に、衣類のリペア・リユースを促進する新しい仕組みを構築する。地域の住民と近隣のリペア・リユース事業者をつなげることで、不要な衣類をただ捨てるのではなく、再活用する選択肢を提案することで、都内で新たな衣類循環の流れを定着させることを目指す。
事業者
Trash Lens株式会社
連携事業者・団体等
- Tailor You ほか
(5)植物残渣を資源として可燃焼却せずに堆肥化し次の資源を生み出す循環の取組
生花店でこれまで可燃ごみとして廃棄されていた植物の残渣を回収し、農園等で堆肥化する。併せて堆肥が土壌の回復に効果があるかを検証し、その結果を活かして農園での花の栽培や堆肥の販売につなげる。これら循環の仕組みを通じて、植物残渣のごみの削減に貢献する。
事業者
Studio SENSES
連携事業者・団体等
- 近隣生花店(Trump Flower、yohaku)
- 都内農園(安部植木、八雲のはたけ)
- 株式会社UPDATER(みんな大地)
- NPO法人コンポスト東京 ほか
(6)大丸有エリアを起点とした循環型ライフスタイル体感プログラム
大手町・丸の内・有楽町エリアの来街者やワーカーを対象に、資源循環をテーマにした参加型イベントを開催する。リユース、リペア、アップサイクルなど、循環型ライフスタイルを気軽に体験・学べる場を提供し、サステナブルなまちづくりに関する情報発信を通じて、参加者の行動変容を促す。
事業者
大丸有SDGs ACT5実行委員会
連携事業者・団体等
- ハーチ株式会社
- 株式会社STORY
※事業者・団体等は順不同です。
2 事業の詳細
事業の詳細につきましては、TOKYOサーキュラーエコノミーアクションのホームページをご確認ください。
本件は、「2050東京戦略」を推進する取組です。
戦略20 ゼロエミッション「サーキュラーエコノミーへの移行」