- 報道発表資料
グリーン水素率先利用事業者認証制度 認証事業者の決定 新たに3事業者を認証しました
東京都では、再生可能エネルギー電力由来の水素(グリーン水素)の活用促進を図っており、令和6年度から、グリーン水素率先利用事業者認証制度を実施しています。この制度は、前年度1年間に一定量のグリーン水素を利用した事業者を認証するものです。
この度、ブラザー工業株式会社、野村不動産株式会社、東日本旅客鉄道株式会社の3事業者を新たに認証したのでお知らせするとともに、各事業者の取組を紹介します。
グリーン水素率先利用事業者認証制度 新規認証事業者について
ブラザー工業株式会社
資格不要で安心安全な水素管理が可能となる水素吸蔵合金を燃料供給源として利用するバックアップ電源向け燃料電池システムを開発。このシステムとグリーン水素利用を組み合わせ、都内の自社施設に実装しており、今後都内を含む関東近隣の顧客への普及を目指している。
野村不動産株式会社・東日本旅客鉄道株式会社
「BLUE FRONT SHIBAURA」大規模複合開発において、ビルと浜松町駅を繋ぐ歩行者専用道路沿いでグリーン水素を製造し、燃料電池発電により各設備へCO2フリーな電力を供給。多くの方々の目に見える形でグリーン水素の利用を発信。都市部における地産地消型の再エネ活用を実現し、災害時のレジリエンス強化も図ることで、カーボンニュートラルの社会実装を目指している。
グリーン水素を活用する設備の紹介
グリーン水素率先利用事業者認証式の実施
日時
令和7年10月14日(火曜日)13時40分~14時00分
場所
都庁第一本庁舎7階 特別応接室
出席
- ブラザー工業株式会社 安井邦博様(執行役員新規事業推進部担当)
- 野村不動産株式会社 山田譲二様(常務執行役員芝浦プロジェクト本部長)
- 東日本旅客鉄道株式会社 髙木浩一様(常務執行役員マーケティング本部副本部長)
髙木浩一 東日本旅客鉄道(株)常務務執行役員
山田譲二 野村不動産(株)常務執行役員
小池百合子 東京都知事
安井邦博 ブラザー工業(株)執行役員
田中慎一 産業労働局長
小池百合子 東京都知事 コメント概要
この夏も災害級と言っていいほど暑く、暑さ対策、そして気候危機対策は待ったなしの状況です。都では、エネルギーの安定確保と脱炭素化の2つを両立させるため、取組を進めています。
再エネ由来のグリーン水素は、切り札の一つでありその普及に力を入れています。
その一環として、グリーン水素を率先利用する事業者を認証する国内初の制度を昨年度から実施しており、今回3事業者を新たに認証いたしました。
水素の利活用を進める取組は、着実に広がっています。例えば交通分野では、都内で既に水素バスが135台、トラックは132台走っています。また、2030年度までに燃料電池タクシーを約600台導入するなど、商用モビリティを軸とした「TOKYO H2 プロジェクト」も先日始動したところです。
水素社会は確実に近づいてきています。先進的な取組を展開されている皆様のご尽力で一層弾みがつくことを期待しています。
世界に誇る水素社会・東京の実現に向け、ともに頑張ってまいりましょう。
制度詳細
ホームページをご覧ください。
本件は、「2050東京戦略」を推進する取組です。
戦略20 ゼロエミッション「水素エネルギーの社会実装化」
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