- 報道発表資料
都政課題の解決に向けたスタートアップピッチイベント UPGRADE with TOKYO 第53回開催決定!
テーマは「先端技術の活用による水道施設における藻類のモニタリング」
東京が抱える様々な都政課題を解決するためには、民間から生まれた画期的な製品・サービスを活用することが重要です。
そこで東京都では、スタートアップによる都政課題解決に向けた製品等のピッチや、行政機関、VCや企業等との交流の場を創出するイベントを2019年12月から開催しています。都内区市町村の抱える課題も対象としています。
本日より、ピッチイベントに参加するスタートアップを募集します。
審査の結果、優勝となったスタートアップは、事業の協働等に向けて優先的な交渉を進めることができます。ぜひご応募ください。
第53回イベント概要(予定)
日時
令和7年12月23日(火曜日)14時00分~16時45分(予定)
場所
TOKYO UPGRADE SQUARE (新宿区西新宿二丁目6番1号 新宿住友ビル25階)
主な内容
- 1 スタートアップによるピッチ(5社を予定)
- 2 結果発表及び審査委員講評
- 3 フォトセッション
応募テーマ
「先端技術の活用による水道施設における藻類のモニタリング」(水道局)
水道水源である貯水池や河川で藻類が大量発生すると、水道水に不快な臭気を付けたり浄水場のろ過池を詰まらせるなど、様々な障害を引き起こします。水道局では、顕微鏡観察によりこれらの藻類をモニタリングし、水質の状況に合わせて適切な浄水処理を行っていますが、藻類の同定・計数作業は専門的な知識や技術が必要で、経験豊富な職員の確保が課題となっています。
当局では自動顕微鏡と画像認識AIを組み合わせたシステムの構築を試みたものの、河川水など実際の試料において十分な精度が得られず、実用化に至っていません。そこで、画像撮影技術や画像認識AIを活用して、藻類を自動で同定・計数することで、経験豊富な職員がいない現場でも
藻類の増殖を検知できるようなシステム・製品を募集します。
期待するシステム・製品の機能の例(一例であり、幅広いご提案をお待ちしております。)
- 1)河川水等の試料に含まれる藻類の同定や計数をDX化するシステム
- 2)少ない学習データでシステムの精度を向上できる画像認識AI技術
- 3)藻類の同定・計数を行う上で最適な画像撮影・画像処理技術
- 4)教師画像の収集や再学習をスムーズに行える、操作性の高いソフトウェア
ピッチへの参加方法等
募集期間
令和7年11月13日(木曜日)~令和7年12月3日(水曜日)18時00分(予定)
主な応募対象
応募条件は、以下のとおりです。応募には、業種の制限はありません。応募条件に該当するか判断に迷う場合は、運営事務局までご相談ください。
- 概ね創業後10年未満又は第二創業後10年未満であること
(注)一般社団法人、合同会社、個人事業主等も含みます。また、第二創業には、製品・サービスの新リリースや大きな改良も含みます。 - 応募テーマに合致した製品・サービスを有し、最新バージョンをリリースしてから5年以内であること
- 公序良俗に反する事業を行うなど、東京都が支援することが適さないと判断した企業等ではないこと
※過去に本事業で優勝している場合については応募対象外とします
主な審査基準
次のような観点で審査し、5社を選出します。
- 製品・サービスが上記応募テーマに合致しているか
- 製品・サービスを用いて東京都や区市町村と協働することにより、都政課題の解決に資することが見込まれるか
- 製品・サービスに新規性・独創性があるか、ソーシャルインパクトがあるか
- 財務状況等に問題がなく、製品・サービスの生産(提供)計画に適切性があるか
応募方法等
詳細は公式ホームページを参照の上、お申し込みください。
その他
- 状況を踏まえ、ピッチイベントをオンラインで開催する可能性があります。
- 書類審査を通過されたスタートアップを対象として、オンラインによるプレピッチを12月15日(月曜日)に予定しています。応募に当たっては、日程を空けておいていただきますようお願いいたします。
- UPGRADE with TOKYOのご応募に当たっては、その兄弟事業であるTOKYO UPGRADE SQUAREによる支援をご提供できるようにするため、TOKYO UPGRADE SQUAREへのメンバー登録へのご協力をお願いいたします。
一般観覧の申込方法
申込方法
公式ホームページを参照の上、お申し込みください。
定員
24名
その他
ピッチイベントの模様は、産業労働局チャンネル(YouTube)でライブ配信いたします。
ご興味がある方は是非ご覧ください(過去に実施したピッチイベントの様子も公開しています)。
※別紙 先端技術の活用による藻類のモニタリングについて(PDF:482KB)
本件は「2050東京戦略」を推進する事業です。
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