- 報道発表資料
新しい年も元気で過ごせるよう願いを込めて 向島百花園「春の七草」の催し
「せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ」の「春の七草」は古来より、災いが去り富貴を得られるといわれ、正月7日に七草粥として食されてきました。
向島百花園では、江戸時代の開園当初(文化4年頃)より、園主が年末に籠に植えた春の七草をお得意様にお歳暮としてお届けしており、その慣わしが現在の七草籠の原型だと考えられています。
明治33年、当時のお得意様であった九條家の節子姫が皇室に入られると、七草籠を宮内庁にお届けして、妃殿下のもとにさしあげるようになりました。それが献上七草籠のはじまりで、毎年当園の職員が手づくりで育てた七草を籠に盛り込んで、新年に皇室に献上しています。
その献上七草籠を制作する様子を、今年も伝統技能見学会として皆様に披露するとともに、「献上七草籠」や直径約50センチメートル、高さ約1メートル(!)の「ジャンボ七草籠」、「地植えの春の七草」等の展示を12月から1月にかけて行います。
歴史ある新春の風物詩と職人の技を、ぜひお楽しみください。
1 伝統技能見学会 春の七草籠の制作
(1)日時
令和7年12月20日(土曜日) ※雨天中止
1)献上七草籠の制作
10時00分~
2)ジャンボ七草籠の制作
13時00分~
(各回45分程度)
(2)場所
売店前四阿(あずまや)
(3)内容
毎年皇室に献上している「献上七草籠」と、直径50センチメートル・高さ1メートルの「ジャンボ七草籠」を向島百花園職員が制作する様子をご覧いただけます。「ジャンボ七草籠」はご参加のお客様にもお手伝いいただきながら作製していきます。
(4)参加費
無料(入園料別途)
(5)参加方法
当日自由参加。開催場所に直接お集まりください。
※雨天中止の場合は向島百花園公式X(旧Twitter)にてお知らせします。
ご不明の際は、向島百花園サービスセンター(電話 03-3611-8705)までお問い合わせください。
2 春の七草の展示
(1)日時
令和7年12月22日(月曜日)~12月28日(日曜日)、令和8年1月4日(日曜日)~1月7日(水曜日)
9時00分~17時00分(最終入園は16時30分)
※12月29日~1月3日は休園日です。(1月1日~3日は隅田川七福神めぐりのため、福禄寿尊堂の周辺のみ無料公開しております。)
(2)場所
1)献上七草籠の展示
サービスセンター前
2)ジャンボ七草籠の展示
売店前四阿(あずまや)
3)地植えの春の七草の展示
春の七草コーナー
(3)内容
皇室に献上している「献上七草籠」のほか「ジャンボ七草籠」や「地植えの春の七草」をご覧いただけます。
※「献上七草籠」の展示は、1月4日(日曜日)~1月7日(水曜日)のみとなります。