- 報道発表資料
令和7年度第2回子供人権教室 「“見た目”にまつわる悩みから抜け出すために 10代から考えるルッキズム」の開催について
10代の中高生を対象に、「ルッキズム(外見至上主義)」をテーマとしたイベントを開催いたします。ルッキズムとは、見た目によって人の価値を判断し、扱いを変える偏見や差別を指します。SNSが広く普及し、情報があふれる時代に、周囲の視線を気にしやすい思春期世代にとって、外見の評価が自己価値と直結しやすく、深刻な問題となり得ます。さらに、ルッキズムは個人の意識にとどまらず、経済・教育・メディア・働き方など社会の仕組みにも根付いた人権課題です。
本イベントは、参加者が「見た目」に関する悩みや偏見を安心して共有・言語化できる場を提供し、自己肯定感を高めるとともに、多様な外見を受け入れる視点を育むことを目的として行います。前半は、広告表現や社会におけるジェンダー規範などルッキズムを理解するための知識を深める講話、後半は、参加者と講師が体験や悩みを通じて交流することで、自分を見つめ直し、他者との違いや多様性を受け入れる姿勢を育む内容となっています。
1 名称
令和7年度第2回子供人権教室
「“見た目”にまつわる悩みから抜け出すために 10代から考えるルッキズム」
2 日時
令和8年2月14日(土曜日)午後2時00分から午後4時00分まで
3 開催方法等
オンライン(Zoomミーティング)
4 講師
1)小林美香(こばやし・みか)/東京造形大学、九州大学非常勤講師
国内外の各種学校、機関、企業における写真やジェンダー表象に関するレクチャー、ワークショップ、研修講座、展覧会の企画・実施、雑誌やウェブメディアへの寄稿など執筆や翻訳に取り組む。2007-08年にAsian Cultural Councilに招聘され、また Patterson Fellowとしてアメリカに滞在し、国際写真センター(ICP)及びサンフランシスコ近代美術館で日本の写真を紹介する展覧会、研究活動に従事。2010年から19年まで東京国立近代美術館客員研究員を務める。
2)hannah(はんな)/イラストレーター・YouTuber・モデル
18歳よりSNSで、ファッションやカルチャーをテーマにしたカラフルなイラストの投稿を始め、その後YouTubeを開設。現在の登録者は18万人。ファッションや日常を等身大の視点で綴り、飾らない声で自分自身と静かに向き合うような動画を発信している。モデルとしては日・中・韓で活動し、Z世代らしい感性で支持を広げている。また、イラストレーターとしての創作に加え、Podcast「Bee’s Tea with hannah」のホストや、ZOZOTOWNでのグッズ展開など、表現の場を多方面に広げている。
5 主催
東京都人権プラザ(指定管理者:(公財)東京都人権啓発センター)
6 参加方法
要事前申込み。参加無料。定員:20組(保護者同伴可)
7 申込先
東京都人権プラザ
8 対象
12歳~18歳(中高生)
9 申込締切
令和8年2月7日(土曜日)正午
お申込みを頂いた方にはEメールにて受講案内を送付します。
2月12日(木曜日)までに受講案内が届かない場合はご連絡ください。
10 情報保障等
手話通訳やUDトークなどの情報保障についてはお問い合わせください。
本件は、「2050東京戦略」を推進する取組です。
戦略9 共生社会「人権尊重の理念の実現」