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  6. 多摩動物公園にグレビーシマウマが来園
報道発表資料
建設局, (公財)東京動物園協会

多摩動物公園情報 グレビーシマウマが来園します

多摩動物公園(園長 渡部浩文)では、2025年3月に、飼育していたグレビーシマウマが死亡してから展示が途絶えていましたが、このたび京都市動物園より新しく2頭の個体を導入し、アフリカ園「サバンナエリア」での飼育を再開することになりましたので、お知らせします。

1.来園するグレビーシマウマ

1

写真1
来園するグレビーシマウマ「ななと」
(提供:京都市動物園)

名前

ななと

性別

オス

年齢

13歳

生年月日

2012年7月10日 富山市ファミリーパーク(富山県)生まれ

2

写真2
来園するグレビーシマウマ「ミンディー」
(提供:京都市動物園)

名前

ミンディー

性別

メス

年齢

12歳

生年月日

2013年7月26日 ベークセベルゲンサファリ(オランダ)生まれ

2.来園予定日

今後、2頭を順次移動します。動物の状況によっては、移動を延期または中止する場合があります。

  • ななと
    2025年12月17日(水曜日)
  • ミンディー
    2026年3月中

※詳細については決まりしだい、多摩動物公園公式ホームページ(外部サイトにリンク)でお知らせします。

3.経緯

当園では公益社団法人日本動物園水族館協会の管理計画に基づき、飼育園館同士で相互協力しながら、グレビーシマウマの繁殖を進めています。このたび新たな繁殖をめざすため、ブリーディングローン【注】によりななととミンディーを受け入れることになりました。

【注】ブリーディングローンについて
繁殖を目的とした動物の貸借契約のこと。動物園間で個体を移動させることによって、新たなペアを形成し、繁殖に寄与することを目的としています。

当園では、2025年春にサバンナエリアがリニューアルしましたが、当該エリア工事期間中に園内の仮飼育施設で飼育していたグレビーシマウマが死亡し、展示が途絶えていました。今回の移動によって、グレビーシマウマの展示を再開すると共に繁殖による群れの形成と国内飼育下個体群維持への貢献を目指していきます。

4.ななとの公開について

来園後、しばらくのあいだは、シマウマ・オリックス舎で検疫を行います。検疫終了後、徐々に新たな環境に慣らしながら、サバンナエリアにて、キリン・シロオリックス・モモイロペリカンとの同居展示を行う予定です。
公開については決まりしだい、多摩動物公園公式ホームページ(東京ズーネット)(外部サイトにリンク)でお知らせします。

QRコードの画像
多摩動物公園公式ホームページ

5.当園での飼育状況(2025年12月4日現在)

0頭

6.国内の飼育状況(2024年12月31日現在)

8施設 18頭(オス12頭、メス6頭)
資料:2024年グレビーシマウマ国内血統登録台帳((公社)日本動物園水族館協会)

参考

グレビーシマウマ(奇蹄目 ウマ科)

ワシントン条約附属書1、IUCNレッドリスト:EN(絶滅危惧1B類)、東京都ズーストック種

学名

Equus grevyi

英名

Grevy’s zebra

分布

エチオピア、ケニア北部の草原地帯

生態等

肩までの高さは145~160センチメートル、体重は350~450キログラム。野生ウマの中ではもっとも大型です。丸くて大きな耳を自在に動かし、体の位置を変えずに遠くの音の方向を知ることができます。体の縞模様は幅が狭くて数が多く、足の縞がひづめの上まであり、腹部には縞がないのが特徴です。5~20頭くらいの小さな群れで、草原や木のまばらな林にくらしています。現在、野生での生息数は2,000頭前後で、絶滅が心配されています。

※「ワシントン条約附属書1、絶滅危惧1B類」の数字の正しい表記はローマ数字です。

記事ID:000-001-20251204-044569