- 報道発表資料
東京が世界の都市ランキングで初の2位を獲得しました! 「世界の都市総合力ランキング2025(GPCI-2025)」
一般財団法人森記念財団都市戦略研究所が2008年から毎年発表している「世界の都市総合力ランキング(Global Power City Index)2025(GPCI-2025)」の結果が発表されました。東京がニューヨークを抜き、初の2位を獲得するとともに、1位ロンドンとのスコア差が過去最小となりました。
海外から多くの旅行者を惹き付ける魅力的な観光地やナイトライフといった「文化・交流」、治安の良さや多彩な飲食・小売店の充実といった「住みやすさ」、都市空間の清潔さや都内企業の環境への積極的な取組など、様々な面で、東京の都市力を総合的に評価いただいたものと考えています。
また、今回同時に発表された3年目の「金融」分野ランキングにおいて、東京は前回に引き続き3位、初めて実施の「スタートアップ」分野ランキングでは9位を獲得しました。
激動の時代の中にあって、東京都は、引き続き、世界から選ばれる都市へと進化し続けるため、更なる高みを目指してまいります。
※詳細は、森記念財団の報道発表もご覧ください(別紙(PDF:1,523KB))
「世界の都市総合力ランキング 2025」上位10都市
- 1位(1位)ロンドン
- 2位(3位)東京
- 3位(2位)ニューヨーク
- 4位(4位)パリ
- 5位(5位)シンガポール
- 6位(6位)ソウル
- 7位(7位)アムステルダム
- 8位(11位)上海
- 9位(8位)ドバイ
- 10位(9位)ベルリン
※括弧内は2024年の順位
※東京は、2016年から2024年まで9年連続3位
※森記念財団都市戦略研究所の資料を基に作成
「森記念財団都市戦略研究所」とは
森記念財団都市戦略研究所は、都市工学の枠組みを超え、社会、経済なども含めた幅広い分野を対象として、また、国内だけではなくグローバルな視点からの都市戦略研究に取り組むシンクタンク。
2008年の設立当初からの取組みである「世界の都市総合力ランキング(GPCI)」を研究活動の基礎として、そこから都市分野における政策課題を明らかにするとともに、政策シンクタンクとして政府や民間からの研究を受託するなど幅広い活動を展開している。
「世界の都市総合力ランキング」とは
森記念財団都市戦略研究所が2008年から毎年調査・発表しているランキング。国際的な都市間競争において、人や企業を惹きつける「磁力」はその都市が有する総合的な力によって生み出されるという考えに基づき、世界の主要48都市を評価し、順位付けしている。
小池都知事コメント(森記念財団プレスリリースより抜粋)
江戸から続く伝統と現代の感性が共存する東京の多彩な魅力は、海外から多くの旅行者を惹きつけています。東京では、寿司などの伝統的な和食や、世界中の「食」を楽しむことができ、ナイトタイム観光を象徴する都庁舎プロジェクションマッピング、江戸時代の浮世絵から続くアニメや漫画、伝統芸能である歌舞伎や相撲などの「エンターテインメント」も世界を魅了しています。
また、犯罪やテロのリスクが少なく、落とした財布がそのまま戻ってくる、世界に誇る治安の良さや、ゴミが少なく清潔に保たれた街並みなど、東京の快適な都市環境は大きな魅力です。そして、優れたGX技術をはじめとする豊富なポテンシャルを有し、世界を代表する金融市場の存在やスタートアップなどの分野における企業の集積も、新たな経済成長の可能性を一層高めています。
さらに、気候変動の影響も一層深刻化する中、様々な都市活動の土台として、人々が安心して日々の生活を営むことができるよう、あらゆる危機への備えを徹底的に強化したレジリエントな都市づくりを進めています。
時代の激動の只中にあって、東京は、東京2020大会、世界陸上、デフリンピックが改めて示した「人」の無限の可能性を活かし、集積する知恵と発想を活かしながら、誰もが自己実現を追求し幸せを実感できる都市の実現に向け、更なる高みを目指してまいります。
小池百合子
東京都知事