- 報道発表資料
子供たちが生成AIを効果的に使いこなすための「生成AIリテラシー教材」を本日公開!
東京都教育委員会では、全都立学校に生成AIの利用環境を整備するなど、教育現場における生成AIの活用を推進しています。この度、都内公立学校において、生成AIの特性や利用上の注意点、効果的な活用方法を学ぶための「生成AIリテラシー教材」を作成しましたので、お知らせします。
児童・生徒が生成AIリテラシーを身に付けられるように、本教材の活用を推進していきます。
「生成AIリテラシー教材」の特徴
(1)3種類の教材の効果的な組み合わせ
3種類の教材により、児童・生徒が自分自身で効果的に学習を進めていくことができます。
※3種類の教材には、それぞれスタンダード版とアドバンスト版を用意
動画教材
導入編・基本編・注意編・活用編の4つの動画を見て学ぶ
トライアルツール
生成AIの活用を擬似的に体験
学習シート
学んだことを確認
(2)具体例が豊富
具体的な活用場面を多く取り入れて、どのように使えるかを分かりやすく紹介しているので、生成AIを使ったことがない児童・生徒でも、安心して学ぶことができます。
(3)短時間でも学習可能
児童・生徒向けの動画教材は1本あたり約5分間です。短い時間で効率的に学ぶことが可能です。
「生成AIリテラシー教材」の内容
(1)動画教材
※各5分程度
1)導入編「理想の未来 生成AIが日常に溶け込んだ世界」
出演者
あばれる君(父親役)、村山輝星(娘役)、菊地こころ(スマホくんの声役)
2)基本編「生成AIの基本的理解」
生成AIの仕組みや、生成AIができること(テキスト生成、画像生成等)
3)注意編「利用上の注意点」
ハルシネーションやバイアスの可能性、著作権や個人情報への配慮
4)活用編「効果的な活用方法」
生成AIを活用する上でのルール、効果的なプロンプトをつくるコツ
(2)トライアルツール
各動画教材のポイントに合わせて、タブレットやスマートフォン等で生成AIの動きを実際に擬似体験できるコンテンツ
(3)学習シート
動画教材とトライアルツールで学んだ内容を確認するためのワークシート
※3種類の教材には、平易な言葉を用いたスタンダード版と発展的な内容を含むアドバンスト版あり
掲載場所
東京都の情報教育について事例や資料を掲載するポータルサイト「とうきょうの情報教育(情報教育ポータル)」に掲載
教材画像(一例)
トライアルツールの画面
適切な指示を出して、よりよい回答を求める場面
学習シートの画面
生成AIに指示を出すポイントを確認
本件は、「2050東京戦略」を推進する取組です。
戦略3 教育DXで学びのアップデート