報道発表資料
保健医療局

食中毒の発生について 千代田区内の菓子製造施設が加工したカットフルーツによる食中毒

探知

令和8年1月29日(木曜日)午後3時00分頃、千代田区内の事業所から「社員約30名が吐き気、嘔吐、発熱等を呈した。当社では社内で軽食を提供している。」旨、千代田区千代田保健所に連絡があった。

調査結果

千代田区千代田保健所は、直ちに食中毒調査を開始した。

  • 患者は事業所の社員ら36名で、1月28日(水曜日)午前9時30分頃から30日(金曜日)午前0時00分頃にかけて、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、発熱等の症状を呈していた。
  • 患者全員に共通する行動はなく、患者はいずれも、当該菓子製造施設が加工し、1月27日(火曜日)に軽食として提供されたカットフルーツを喫食していた。
  • 患者らが喫食したカットフルーツは、当該菓子製造施設において1月25日(日曜日)から26日(月曜日)にかけて加工されたものであった。
  • 患者15名及び加工従事者3名のふん便からノロウイルスを検出した。
  • 当該事業所内で共有スペースにおける嘔吐等のノロウイルス感染症を疑う情報は確認できなかった。

決定

本日、千代田区千代田保健所は、以下の理由により、本件を当該菓子製造施設が1月25日(日曜日)から26日(月曜日)にかけて加工し、27日(火曜日)の軽食として提供されたカットフルーツを原因とする、ノロウイルスによる食中毒と断定した。

  • 患者全員の共通食は、当該菓子製造施設が加工したカットフルーツ以外になかった。
  • 患者15名及び加工従事者3名のふん便からノロウイルスを検出した。
  • 当該カットフルーツの喫食を起点とした潜伏時間に一峰性が見られ、その長さ及び症状は、ノロウイルスによるものと一致していた。
  • 当該事業所内でノロウイルス感染症を疑う情報は確認できなかった。
  • 患者を診察した医師から食中毒の届出があった。

措置

千代田区は、当該菓子製造施設が令和8年2月3日(火曜日)から営業を自粛していることを確認しており、本日から3日間の営業停止の処分を行った。

発症関係
(2月9日午前9時00分現在)
発症日時 1月28日(水曜日)午後9時30分頃から
1月30日(金曜日)午前0時00分頃まで
症状

吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、発熱等

※患者の症状は、回復傾向にある。

発症場所 自宅、会社、病院等
患者数 36名
男:16名(24~52歳)、女:20名(5~53歳)
入院患者数 0名
診療医療機関数・受診者数 22か所22名(男11名、女11名)
原因食品 当該菓子製造施設が1月25日(日曜日)から26日(月曜日)にかけて加工し、27日(火曜日)の軽食として提供されたカットフルーツ
病因物質 ノロウイルス
原因施設 屋号 ●●●●
業種 菓子製造業
営業者 ●●●●
代表取締役 ●●●●
施設所在地 東京都千代田区●●●●
営業者住所 東京都千代田区●●●●
法人番号 ●●●●
連絡先電話番号 ●●●●

備考

主なメニュー カットフルーツ(パイン・キウイ・メロン・りんご・グレープフルーツ・みかん・いちご)
検査関係
(2月9日午前9時00分現在)
  • 検査実施機関
    東京都健康安全研究センター等
  • 患者ふん便
    細菌25検体(6検体陰性、19検体検査中)
    ノロウイルス25検体(15検体ノロウイルスG2検出、6検体陰性、4検体検査中)
  • 従事者ふん便
    細菌7検体(7検体検査中)
    ノロウイルス7検体(3検体ノロウイルスG2検出、4検体陰性)
  • 拭き取り検体
    細菌7検体(2検体黄色ブドウ球菌検出、5検体陰性)
    ノロウイルス7検体(7検体陰性)
  • 残品
    細菌2検体(2検体陰性)
    ノロウイルス2検体(2検体陰性)
  • 参考食品
    細菌3検体(3検体陰性)
    ノロウイルス3検体(3検体陰性)

参考

東京都における食中毒発生状況(ただし本事件は含まない。)

  発生件数 患者数 死亡者数
本年1月1日~2月8日まで 8件 184名 0名
(昨年同期) (15件) (154名) (0名)
本年2月中(8日まで) 0件 0名 0名
(昨年同期) (3件) (70名) (0名)

※別紙 ノロウイルスについて(PDF:155KB)

※「ノロウイルスG2」の数字の正しい表記はローマ数字です。

記事ID:000-001-20260210-047067