- 報道発表資料
公益財団法人 東京都医学総合研究所, 国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター, 保健医療局
いじめを受けた経験が、思春期の心の不調につながるメカニズムの一端を解明 「終末糖化産物(AGEs)」が関与している可能性
公益財団法人東京都医学総合研究所社会健康医学研究センター 心の健康ユニットの宮下光弘(みやしたみつひろ)客員研究員と国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所 行動医学研究部の成田瑞(なりたずい)精神機能研究室長らの研究グループは、大規模思春期コホート研究である東京ティーンコホート(Tokyo Teen Cohort; TTC)のデータを用いて、いじめを受けた経験が、その後の精神症状(抑うつ症状や精神病体験)につながる過程において「糖化ストレス(ペントシジン)」が関与している可能性を明らかにしました。
本研究は、思春期の深刻な社会ストレスである「いじめ」が、その後の心の不調につながるメカニズムの一端を示したものであり、思春期の心の健康を理解し、精神疾患の予防につなげる上で重要な知見と考えられます。
本研究成果は、2026年2月27日に国際学術誌 Molecular Psychiatry(電子版)に掲載されました。
論文名
“Examining Glycation as a Mediator Linking Bullying to Psychotic Experience and Depressive Symptom in Adolescents”
発表雑誌
Molecular Psychiatry
DOI 10.1038/s41380-026-03521-7
記事ID:000-001-20260304-048140