報道発表資料
建設局, (公財)東京動物園協会

多摩動物公園情報 コアラの「チャーリー」が死亡しました

多摩動物公園(園長 渡部浩文)で飼育していたコアラの「チャーリー」(オス)が死亡しましたので、お知らせします。

コアラのチャーリーの写真
コアラ「チャーリー」
(撮影日:2026年3月13日)

1.死亡したコアラ

名前

チャーリー

性別

オス

年齢

11歳

生年月日

2014年11月27日(名古屋市東山動植物園生まれ)

死亡日

2026年3月15日

死因

現在調査中

2.経緯

チャーリーは2014年11月、名古屋市東山動植物園で生まれました。公益社団法人日本動物園水族館協会の種管理計画に基づき横浜市金沢動物園に移動した後、2023年11月20日に多摩動物公園に来園しました。
2026年2月に行った健康診断の結果、リンパ腫【注1】が疑われ、クリプトコッカス【注2】にも感染していることがわかりました。2月21日(土曜日)より健康管理と治療のため非公開エリアに移動し、投薬を開始しましたが、徐々に動きが緩慢となりました。その後、ユーカリの採食量も減ってきたため、比較的食べるユーカリの種類を多く与えるなど体力の回復に努めていましたが、3月15日(日曜日)の朝に死亡が確認されました。

【注1】リンパ腫
血液中には、免疫機能を担っている白血球があります。リンパ腫(悪性リンパ腫)は、この白血球の一種であるリンパ球ががん化した病気です。コアラは「コアラレトロウイルス」というウイルスの感染によってリンパ腫を引き起こすことが知られており、国内で飼育されている多くの個体がこのウイルスをもっていると言われています。
【注2】クリプトコッカス
クリプトコッカスはカビ(真菌)の一種です。免疫機能が低下した個体で発症し、鼻炎や肺炎、皮膚炎、髄膜炎、骨髄炎などの症状を引き起こすことがあります。

3.当園での飼育状況(2026年3月17日現在)

4頭(オス1、メス3) ※今回死亡した「チャーリー」は含みません。

4.国内の飼育状況(2024年12月31日現在)

7施設 59頭(オス24、メス32、不明3)
資料:2024年コアラ国内血統登録台帳(公社)日本動物園水族館協会

参考

コアラ(双前歯目 コアラ科)

(IUCNレッドリスト:VU(絶滅危惧2類)、東京都ズーストック種)

学名

Phascolarctos cinereus

英名

Koala

分布

オーストラリアのクイーンズランド州、ニューサウスウェールズ州、ヴィクトリア州、南オーストラリア州

生態等

ユーカリの森や林に生息しており、夜明けまたは日没前後、単独で活発に活動し、ほとんど樹上で生活します。食べ物はユーカリの葉で、約600種類あるユーカリのうち30種ほどを採食することが知られています。寿命は12〜13年。

※「絶滅危惧2類」の数字の正しい表記はローマ数字です。

記事ID:000-001-20260317-048736