報道発表資料
建設局, (公財)東京動物園協会

恩賜上野動物園情報 ヒガシクロサイの「アルゴ」を移動します

恩賜上野動物園(園長 福田豊)では、第2次都立動物園マスタープランに基づき、飼育展示計画を推進しています。このたび、横浜市立金沢動物園(神奈川県横浜市)から借り受けていたヒガシクロサイの「アルゴ」を返還することになりましたのでお知らせします。

1.移動するヒガシクロサイ

名前

アルゴ

性別

メス

来歴

  • 1995年10月30日 横浜市立金沢動物園生まれ
  • 1999年3月8日 横浜市立金沢動物園から恩賜上野動物園に受入
写真
ヒガシクロサイ「アルゴ」
(撮影日:2026年3月20日)

2.移動予定日

2026年秋頃

※詳細な日程については、決まり次第、上野動物園公式ホームページ(東京ズーネット)(外部サイトへリンク)でお知らせします。
※動物の状況によっては、移動を延期または中止する場合があります。延期または中止する場合は、上野動物園公式ホームページでお知らせします。

3.移動先

横浜市立金沢動物園(神奈川県横浜市)

4.経緯

都立動物園・水族園では、現在、第2次都立動物園マスタープランに基づき、中長期的な視点でアニマルウェルフェアの向上や展示の魅力向上などに取り組んでいます。当マスタープランにおける恩賜上野動物園推進計画では、ヒガシクロサイを順次飼育展示を終了する種と定めているため、このたび借り受けていたヒガシクロサイの「アルゴ」を横浜市立金沢動物園に返還することになりました。

5.今後の展示について

現在、西園のクロサイ屋外展示場は工事のため、ヒガシクロサイの展示は室内のみとなっています。
工事終了後は片側の屋外展示場でのみ、2頭のヒガシクロサイを交代で展示します。
もう一方の屋外展示場では、移動に向けたトレーニングで使用する輸送箱を設置するため、展示は行いません。なお、屋外展示の再開は4月中旬頃を予定しています。

6.当園での飼育状況(2026年3月26日現在)

2頭(オス1、メス1) ※今回移動する「アルゴ」を含みます。

7.国内の飼育状況(2024年12月31日現在)

11園21頭(オス9、メス12)

資料

国内血統登録台帳【(公社)日本動物園水族館協会】

参考

ヒガシクロサイ(奇蹄目 サイ科)
(ワシントン条約附属書1、IUCNレッドリスト:CR(近絶滅種)、東京都ズーストック種)

学名

Diceros bicornis michaeli

英名

East African Black Rhino

分布

ケニア東部と北部およびタンザニア北部の熱帯低木地とサバンナ

生態等

体高は1.4~1.7メートル、体長は3.0~3.8メートル、体重は800~1,350キログラム。主にケラチン(髪の毛や爪の主成分)からなる二つの角があります。名前に反して体色は黒くなく、名前の由来は泥浴びによって皮膚を覆っている生息地の土の色によるものや、シロサイとの区別のためではないかと考えられています。生活様式は成長段階によって異なりますが、一般にメスは単独で観察されることはめったにない一方、オスは通常単独生活で縄張りを持ちます。主食は木の葉、枝、新芽で、野生では非常に多種多様な植物を採食します。
主に角を目的とした国際的な密猟の脅威にさらされており、個体数の減少が危惧されています。

第2次都立動物園マスタープラン

東京都では、都立動物園・水族園の将来像と取組の方向性を示す「第2次都立動物園マスタープラン」(令和3年度~令和12年度)を策定しています。
各園ではこのプランに基づき、「推進計画(基本方針・飼育展示計画・教育普及計画)」を定め、アニマルウェルフェアの向上や種の保存、展示内容の見直しなどを計画的に進めています。
第2次都立動物園マスタープラン|動物園・水族園|建設局

※「ワシントン条約附属書1」の数字の正しい表記はローマ数字です。

記事ID:000-001-20260325-049750