- 報道発表資料
麻しん(はしか)患者の来訪について
茨城県の保健所管内で麻しん患者(検査診断例)の発生がありました。
管轄保健所が患者の行動歴を確認したところ、東京都への来訪があり、周囲に感染させる可能性のある時期に、下記の都内店舗において不特定多数の方と接触した可能性があることが判明しましたのでお知らせします。
なお、患者の詳細については茨城県の報道発表を御確認ください。
また、店舗への問い合わせは御遠慮ください。
患者の概要
| 発生届受理保健所 | 性別 | 年齢 | 症状 | 海外渡航歴 | ワクチン接種歴 | 発病日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 茨城県 | 男性 | 20代 | 発熱、頭痛、下痢、咳、発しん、コプリック斑【注1】 | 無 | 1回 | 5月22日 |
【注1】頬の粘膜(口のなかの頬の裏側)に出現する、やや隆起した1ミリメートル程度の白色の小さな斑点。
茨城県の報道発表
麻しん(はしか)患者の発生について(PDF:129KB)(外部サイトへリンク)
患者が利用し、不特定多数の方と接触した可能性のある都内の店舗
5月24日(日曜日)13時30分から14時10分頃
やよい軒 錦糸町北口店
上記日時に当該店舗を利用された方は、利用後、21日間は、麻しんの発症の可能性を考慮し、健康状態に注意し、麻しんを疑う症状(発熱、発疹、咳、鼻水、目の充血等)が現れた場合は、必ず事前に医療機関に連絡し、麻しんの疑いがあることを伝えてください。受診の際は公共交通機関の利用を控えて医療機関の指示に従って受診してください。
本情報提供は、感染症の拡大防止のために行うものですので、患者及び患者家族等の個人情報については、プライバシー保護の観点から本人等が特定されることのないよう、格段の御配意をお願いいたします。
都民の皆様へ
麻しんは感染力がきわめて強い感染症で、その感染力はインフルエンザの約10倍といわれています。
感染すると約10〜12日の潜伏期間の後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れ、2~3日熱が続いた後、39度以上の高熱と発疹が出現します。発症前日から周囲への感染力が生じると言われています。
参考 麻しんとインフルエンザの感染力の比較
| 感染症の種類 | 基本再生産数【注2】 |
|---|---|
| 麻しん | 12~18 |
| インフルエンザ | 1.2~2 |
出典:第103回厚生科学審議会感染症部会資料(厚生労働省)
【注2】基本再生産数:全員がその感染症に対する免疫をもっていないと仮定して、1人の感染者が何人の人にうつしてしまうか
麻しんは予防接種で防げる病気であり、ワクチン接種は個人でできる有効な予防方法です。
麻しんの定期予防接種(第1期:1歳児、第2期:小学校就学前の1年間)をまだ受けていない方は、かかりつけ医に相談し、早めに予防接種を受けましょう。
手洗いやマスクだけでは、麻しんを予防することはできません。
ワクチン接種によって体に免疫の備えができていると、ウイルスを早期に抑えこむことで、発症を防いだり(発症予防)、麻しんにかかったとしても症状が軽く、発熱等の症状の強さ、肺炎や脳炎といった重い合併症のリスクを下げたり(重症化予防)することができます。
麻しんは昨年から国内での報告数が増加しており、海外渡航歴のない場合も感染が確認されています。
体調が悪い場合、特に発熱している方は外出、移動、人に会うことを控え、自宅等で療養してください。
海外に渡航し、帰国後3週間以内に発熱や発疹などの麻しんを疑う症状がある場合は、かかりつけ医または医療機関にまず電話で相談してください。
受診の際は、必ず事前に受診先医療機関に海外渡航歴及び麻しんの疑いがあることを連絡の上、公共交通機関の利用を控えて、医療機関の指示に従って受診してください。
麻しんに関する基礎知識や予防接種及び相談について、詳細はこちら
参考
厚生労働省リーフレット:「麻しん(はしか)」は世界で流行している感染症です。
出国前
海外へ渡航される方へ(PDF:438KB)(外部サイトへリンク)