- 報道発表資料
多摩動物公園情報 モウコノウマの「ナル」が死亡しました
多摩動物公園(園長 渡部浩文)で飼育していたモウコノウマの「ナル」が死亡しましたので、お知らせします。
(撮影日:2026年3月15日)
1.死亡したモウコノウマ
名前
ナル
性別
オス
年齢
9歳
生年月日
2017年6月15日 多摩動物公園生まれ
死亡確認日
2026年7月14日(火曜日)
死因
腸捻転
2.経緯
2026年7月12日(日曜日)、放飼後にふらつきや食欲の減退、排便減少などの異常を確認し、疝痛(腹痛)を疑い当園の獣医師が鎮痛剤の投与など治療を行いました。夜間には歩行の乱れは落ち着いたものの、翌13日(月曜日)になっても食欲や状態は改善しなかったため、麻酔下で検査及び補液を行い、覚醒後経過を慎重に観察していましたが、14日(火曜日)の朝、飼育担当者が死亡を確認しました。
3.当園での飼育状況(2026年7月17日現在)
9頭(オス3、メス6)
※今回死亡した「ナル」は含みません。
4.国内の飼育状況(2025年12月31日現在)
3園館 14頭(オス4、メス10)
資料:2025年 モウコノウマ国内血統登録台帳【(公社)日本動物園水族館協会】
参考
モウコノウマ(奇蹄目 ウマ科)
(ワシントン条約附属書1、IUCNレッドリスト:EN(絶滅危惧1B類)東京都ズーストック種)
学名
Equus przewalskii
英名
Przewalski’s horse
分布
中央アジア草原地帯
生態等
現存する唯一の野生馬(家畜化されていないウマ)で、かつてはアジア大陸内陸部の平原からヨーロッパにかけて広く分布していましたが、乱獲などにより個体数が激減し、野生では一度絶滅しました。しかし、動物園でわずかに飼育されていたモウコノウマから世界各国の動物園で繁殖に努め、個体数を回復してきました。現在、国連や世界各国の協力によってモンゴルの保護区を中心に野生復帰計画が進められた結果、モウコノウマが大平原を駆け回る姿が見られるようになりました。
通常、メスは約330日の妊娠期間を経て1頭の子を産みます。成獣は明るい黄褐色ですが、子どもは全体に白っぽく、たてがみと尾は縮れています。
※「ワシントン条約附属書1、絶滅危惧1B類」の数字の正しい表記はローマ数字です。