- 報道発表資料
港湾局
大井コンテナふ頭の将来像を公表します
日本の経済成長を力強く牽引する世界トップクラスのコンテナターミナルを構築
我が国最大のコンテナ港である東京港は、世界の様々な地域と繋がる国際物流拠点として、国民生活や日本経済の成長を支え続けてきました。
一方、AIなどの技術革新の進展やカーボンニュートラルへの要請、そして労働力不足や物流の2024年問題など、東京港を取り巻く環境は大きく変化しており、主力ふ頭である大井コンテナふ頭も施設の更新時期を迎えるなど、転換点を迎えています。
こうした様々な課題を解決し、東京港が将来にわたりグローバルサプライチェーンの中核を担う国際物流拠点であり続けるため、令和7年3月、東京港のコンテナふ頭の将来像とその実現に向けた戦略を指し示す「Tokyo Container Vision 2050」を策定しました。
このたび、東京都は、2035年の大井コンテナふ頭の具体的な将来像を公表いたします。その実現に向け、関係者と協議し、世界トップクラスのコンテナターミナルの構築に取り組んでまいります。
将来像実現に向けた主な取組
- (1)ASCをはじめとする最先端荷役機械等の導入
- (2)コンテナターミナルの一体運営(外航船と内航船等との間の円滑な接続・積替えを実現)
- (3)コンテナターミナルの拡張(面積を約1.4倍に拡張し、ターミナル処理能力を大幅に向上)
1 2035年の将来像
(1)最先端技術を徹底的に活用したDXの推進
最先端荷役機械等の導入
- ASC【注】をはじめとする最先端荷役機械等を導入し、労働環境を抜本的に改善するとともに、安全かつ安心なターミナル作業や高効率のターミナル配置を実現
【注】Automated Stacking Craneの略称。コンテナターミナルにおいてコンテナを積み下ろしする自動荷役クレーンを指す。
コンテナ搬出入予約制
- 「CONPAS(コンパス)」を活用したコンテナ搬出入の完全予約制により、交通混雑を解消するとともに、予約情報を活用することで、荷役作業の効率化を実現
港湾物流手続のデジタル化
- 港湾物流のプラットホームである「Cyber Port(サイバーポート)」を活用し、コンテナ搬出入手続等を完全デジタル化することで、効率的で利便性の高いターミナルを構築
AIを活用したターミナルオペレーション
- コンテナの配置や荷役作業の手順などをAIが最適化し、貨物の搬出入時間を短縮
(2)コンテナターミナルの抜本的な機能強化
コンテナターミナルの一体運営
- コンテナターミナルの運営の一体化を実現することで、外航コンテナ船と内航船等との間の円滑な接続・積替えを実現
コンテナターミナルの拡張
- ふ頭に隣接する民間所有地等を活用し、ターミナル面積を約1.4倍に拡張するなど、ターミナルの処理能力を大幅に向上
大型コンテナ船の受入体制の強化
- ふ頭の一部岸壁を増深することにより、世界標準の大型コンテナ船(150,000DWT級)の入港に対応可能な大水深バースを確保
車両動線の最適化等による効率性向上や安全性確保
- 共同ゲートの設置や車両待機場の再配置によりトラックのアクセスを改善するとともに、外来トレーラーと構内トレーラーの車両動線を分離することで安全性を確保
(3)カーボンニュートラルの加速
荷役機械の脱炭素化
- ターミナル内で稼働する荷役機械を電動化し、グリーン電力を活用することで、荷役作業等で排出するCO2を9割以上削減
再生可能エネルギーの利用拡大等
- 車両動線の見直しによるトラックの走行距離の削減やAirソーラーなどの太陽光発電設備で発電した電力を積極的に活用し、環境負荷を軽減
記事ID:000-001-20260807-084887