報道発表資料
建設局, (公財)東京動物園協会

アムールヤマネコの状況について

井の頭自然文化園(園長 杉野隆)では、2026年8月16日以降、飼育している9頭(2026年8月16日時点)のアムールヤマネコのうち、6頭に体調不良がみられたため、治療及び原因究明を続けておりましたが、8月17日及び18日に各1頭の計2頭が死亡しました。
現在もアムールヤマネコの治療及び原因究明を継続しています。

1.死亡したアムールヤマネコ

名前 ユズキ

アムールヤマネコの写真1
アムールヤマネコ「ユズキ」
(撮影日:2025年3月6日)

性別

オス

年齢

12歳

生年月日

2014年3月17日 井の頭自然文化園生まれ

死亡確認日

2026年8月17日(月曜日)

死因

調査中

名前 ワタル

アムールヤマネコの写真2
アムールヤマネコ「ワタル」
(撮影日:2025年12月19日)

性別

オス

年齢

3歳

生年月日

2023年5月2日 井の頭自然文化園生まれ

死亡確認日

2026年8月18日(火曜日)

死因

調査中

2.経緯

井の頭自然文化園では、環境省のツシマヤマネコの保護増殖事業に協力しており、同亜種のアムールヤマネコの飼育を2000年8月から開始し、飼育と繁殖技術の向上に取り組んできました。「ユズキ」は、2014年に当園で初めて人工授精によって生まれました。
2026年8月16日の朝、「ユズキ」が横臥し、立ち上がれずにいたため、速やかに動物病院で治療を行いました。その後、動物病院で療養しておりましたが、8月17日の朝に死亡を確認しました。
また、8月16日以降、他の5頭にも同様の症状が見られたため、補液・薬剤投与などの治療及び原因究明を続けていましたが、8月18日に「ワタル」が死亡しました。
死亡した2頭に脱水症状がみられないことから、暑熱の影響による可能性は低く、現在、解剖を行い死因の究明を進めています。血液検査、病理検査は結果の判明まで時間を要する見込みです。今後の情報につきましては、井の頭自然文化園公式ホームページ(外部サイトへリンク)等でお知らせします。

3.当園での飼育状況(2026年8月19日現在)

7頭(オス4、メス3)※死亡した「ユズキ」「ワタル」は含みません。
※アムールヤマネコは東南アジアに広く分布するベンガルヤマネコの亜種です。
アムールヤマネコの中でも、長崎県の対馬のみに生息する地域個体群をツシマヤマネコと呼び、当園では上記のほかに、2頭(オス2)のツシマヤマネコを飼育しています。

4.日本国内の飼育状況(2025年12月31日現在)

5園館13頭(オス7、メス6)
資料:2025年アムールヤマネコ国内血統登録台帳((公社)日本動物園水族館協会)

参考

アムールヤマネコ(食肉目 ネコ科)

IUCNレッドリスト:LC(低懸念)、ワシントン条約附属書2、東京都ズーストック種

学名

Prionailurus bengalensis euptilurus

英名

Leopard cat

分布

中国東北部からシベリア東南部、朝鮮半島に広く分布

生態等

体長は45~80センチメートル、体重は3~7キログラム。山地、森林、低地まで生息環境はさまざまで、人里近くにも生息します。木登り、泳ぎがうまく、両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類など食性はバラエティーに富んでいます。北方の亜種は冬季に繁殖期を迎えますが、南方のものは通年繁殖とされます。63~70日の妊娠期間を経て、通常2~3頭出産します。

※「ワシントン条約附属書2」の数字の正しい表記はローマ数字です。

記事ID:000-001-20260819-086179