- 報道発表資料
令和8年度 公金管理実績(第1四半期)について
公金の管理は、地方自治法等に基づき、最も確実かつ有利な方法で行うこととされています。会計管理局では、安全性・流動性を確保しながら、効率的な公金運用に取り組んでいます。
この度、令和8年度の第1四半期(4月1日から6月30日まで)の公金管理実績を取りまとめましたので、お知らせします。
令和8年度公金管理実績(第1四半期)のポイント
- 公金全体の利回りは0.788%となり、公金管理実績の公表開始(平成14年度)以降、四半期実績として最高値
運用収入も113億円となり、四半期実績では初の100億円を超え、最高額 - 歳計現金等の利回りは0.578%となり、四半期実績として最高値
また、平均残高や利回り、運用収入などの主要データをグラフ等で可視化した「公金管理実績ダッシュボード」について、四半期ごとの実績を確認できるよう機能を拡充します。8月28日(金曜日)を目途に公表予定です。
※詳細は、以下及び下記リンク先等をご覧ください。
令和8年度公金管理実績(第1四半期)の概要
公金全体の実績
実績公表を開始した平成14年度以降、最高値を達成
- 定期性預金の活用などの積極的な運用の結果、公金全体の利回りは前年同期の2倍超となる0.788%となりました。また、運用収入は前年同期より63億2,183万円増加し、112億5,373万円となり、四半期実績として初めて100億円を超えました。
これらはいずれも、公金管理実績の公表開始(平成14年度)以降、四半期実績として最高値です。
運用収入・利回りの実績
- 歳計現金等については、利回りが0.578%となり、運用収入は20億7,544万円となりました。この利回りは公金管理実績の公表開始(平成14年度)以降、四半期実績として最高値です。
- 基金については、利回りが0.876%となり、運用収入が81億4,650万円となりました。
1 全体
| 令和8年度 第1四半期(A) |
令和7年度 第4四半期(B) |
対前期比増減 (A-B) |
(参考)令和7年度 第1四半期(C) |
対前年同期比増減 (A-C) |
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|---|---|---|---|---|---|
| 平均残高 | 5兆7,291億円 | 6兆1,976億円 | -4,685億円 | 5兆8,595億円 | -1,304億円 |
| 利回り | 0.788% | 0.621% | 0.167ポイント | 0.338% | 0.450ポイント |
| 運用収入 | 112億5,373万円 | 94億8,803万円 | 17億6,570万円 | 49億3,190万円 | 63億2,183万円 |
2 内訳
(1)歳計現金等
| 令和8年度 第1四半期(A) |
令和7年度 第4四半期(B) |
対前期比増減 (A-B) |
(参考)令和7年度 第1四半期(C) |
対前年同期比増減 (A-C) |
|
|---|---|---|---|---|---|
| 平均残高 | 1兆4,402億円 | 1兆9,090億円 | -4,688億円 | 1兆2,423億円 | 1,979億円 |
| 利回り | 0.578% | 0.460% | 0.118ポイント | 0.237% | 0.341ポイント |
| 運用収入 | 20億7,544万円 | 21億6,575万円 | -9,031万円 | 7億3,379万円 | 13億4,165万円 |
- 第1四半期は、出納整理期間を含み支出が多くなるため、平均残高は前期より減少しました。また、定期性預金の金利上昇等を捉えた積極的な引合いの活用などにより、利回りは上昇しました。
(2)基金
| 令和8年度 第1四半期(A) |
令和7年度 第4四半期(B) |
対前期比増減 (A-B) |
(参考)令和7年度 第1四半期(C) |
対前年同期比増減 (A-C) |
|
|---|---|---|---|---|---|
| 平均残高 | 3兆7,305億円 | 3兆6,857億円 | 448億円 | 3兆9,172億円 | -1,867億円 |
| 利回り | 0.876% | 0.698% | 0.178ポイント | 0.361% | 0.515ポイント |
| 運用収入 | 81億4,650万円 | 63億4,657万円 | 17億9,993万円 | 35億2,204万円 | 46億2,446万円 |
- 減債基金等の積立により、平均残高は前期より増加しました。また、定期性預金の金利上昇等を捉えた積極的な運用を行った結果、利回りは上昇しました。
(3)準公営企業会計資金
| 令和8年度 第1四半期(A) |
令和7年度 第4四半期(B) |
対前期比増減 (A-B) |
(参考)令和7年度 第1四半期(C) |
対前年同期比増減 (A-C) |
|
|---|---|---|---|---|---|
| 平均残高 | 5,584億円 | 6,030億円 | -446億円 | 7,000億円 | -1,416億円 |
| 利回り | 0.741% | 0.656% | 0.085ポイント | 0.387% | 0.354ポイント |
| 運用収入 | 10億3,179万円 | 9億7,571万円 | 5,608万円 | 6億7,607万円 | 3億5,572万円 |
- 企業債の償還等により、平均残高は前期より減少しましたが、定期性預金及び債券による積極的な運用を行った結果、利回りは上昇しました。
※計数については、表示単位未満を四捨五入し端数調整をしていないため、「1全体」と「2内訳」の(1)~(3)の合計とは一致しない場合があります。
参考 令和8年度公金管理計画のポイント
※令和8年度公金管理計画(令和8年3月30日公表)抜粋
1 経済・金利動向を踏まえた計画の方向性
- 当面の間は、国内金利が徐々に上昇していく状況が続くものと想定
- 中東情勢等、国内外における経済のリスク要因が金融市場等に与える影響を注視
⇒金利の動きを的確に捉えるとともに、リスク対応を行いながら、安全性と流動性を確保しつつ、積極運用を更に進め、一層の運用収入拡大に向けた取組を実施
2 令和8年度における具体的な取組
歳計現金等
- 1)1週間単位から、迅速に定期性預金を組成
- 2)大口定期預金を積極的に活用し、引合いによる分散化・効率化を促進
基金
- 1)債券割合をさらに高め、特に中期債(3年~5年)を増やす
- 2)特定目的基金において一括運用【注1】を導入
- 3)短~長期の債券・預金を組み合わせた複合ラダー型ポートフォリオ【注2】を構築
【注1】一括運用
複数の基金の資金を一体として捉え、まとめて預金や債券等で運用する手法。全体として支払準備金を用意するため、取崩に対応する資金を最小限に抑えることが可能となり、資金の最適化を図ることができる。これにより運用に回せる資金が増加し、運用期間の長期化や流動性の向上、大口資金での運用が可能となるほか、事務の効率化にも繋がり、運用の効率性向上が期待できる。
【注2】複合ラダー型ポートフォリオ
償還年限が異なる複数の運用商品を組み合わせる複合型運用と、償還する金額が毎年度ほぼ同程度となるように定期的に債券を購入するラダー型運用を組み合わせたポートフォリオ。年限の異なる複数の運用を多層的に重ね合わせることで、年限による金利変動リスクを軽減して安定した運用が可能となるとともに、定期的に償還を迎えることで流動性も確保できる。
(複合ラダー型ポートフォリオ イメージ)
※計画の詳細はホームページをご覧ください