報道発表資料
建設局, (公財)東京動物園協会

井の頭自然文化園情報 オガサワラカワラヒワの飼育を開始します

オガサワラカワラヒワは、小笠原諸島にのみ生息し、絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律に基づき国内希少野生動植物種に指定されています。井の頭自然文化園(園長 杉野隆)では、本種の生息域外保全の一環として、恩賜上野動物園で繁殖した1羽を受け入れ、飼育を開始することになりましたので、お知らせします。

1.飼育を開始するオガサワラカワラヒワ

性別

オス

生年月日

2025年6月30日(上野動物園生まれ)

オガサワラカワラヒワの写真
飼育を開始するオガサワラカワラヒワ
(撮影日:2026年8月12日 上野動物園内で撮影)

2.受入れ予定日

2026年9月8日(火曜日)
※動物の状況によっては、移動を延期または中止する場合があります。
延期または中止する場合は、井の頭自然文化園公式ホームページ(東京ズーネット)(外部サイトへリンク)でお知らせします。

3.経緯

オガサワラカワラヒワの保全に貢献するため、上野動物園では2025年3月に父島内の施設から2羽を受け入れ、同年6月に飼育下繁殖に成功しました。さらに翌2026年には飼育下生まれのペアによる繁殖にも成功しています。今後、この保護増殖事業をさらに進めるために、上野動物園で繁殖した個体を受け入れることになりました。

4.国内の飼育状況(2026年8月26日現在)

  • 恩賜上野動物園 7羽(オス2、メス2、不明3)
    ※今回の移動個体を含みません。
  • 父島内域外保全施設 23羽(オス6、メス4、不明13)

5.公開について

当面、公開の予定はありません。

参考

オガサワラカワラヒワ(スズメ目 アトリ科)
(環境省レッドリスト:CR(絶滅危惧1A類))

学名

Chloris kittlitzi

英名

Ogasawara Greenfinch

分布

東京都小笠原村の一部

生態等

全長は130ミリメートル。外見は本土に生息するカワラヒワに似ていますが、翼や尾がやや小さく、くちばしが相対的に大きいです。また、オスはより鮮やかな色彩をしています。種子食で、時期に応じて多彩な植物の種子を食べます。近年は外来種であるトクサバモクマオウの樹幹に営巣し繁殖することが確認されています。外来のネズミ類やノネコ、気候変動などによる餌資源の枯渇、渇水などの影響により個体数が急激に減少しており、絶滅が危ぶまれています。

※「絶滅危惧1A類」の数字の正しい表記はローマ数字です。

記事ID:000-001-20260826-087619