- 報道発表資料
多摩動物公園情報 アムールトラの「フタバ」を移動します
多摩動物公園(園長 渡部浩文)では、このたびアムールトラの「フタバ」(オス)を周南市徳山動物園(山口県周南市)に移動することになりましたので、お知らせします。
1.移動するアムールトラ
名前
フタバ
性別
オス
年齢
2歳
生年月日
2024年4月2日 多摩動物公園生まれ
(撮影日:2026年5月13日)
2.移動予定日
2026年9月2日(水曜日)
※動物の状況によっては、移動を延期または中止する場合があります。
延期または中止する場合は、多摩動物公園公式ホームページ(東京ズーネット)(外部サイトへリンク)でお知らせします。
3.経緯
当園では飼育園館同士で相互協力しながら、希少動物であるアムールトラの繁殖を進めています。
フタバは、母「イチ」(周南市所有)と父「アルチョム」(東京都所有)とのあいだに生まれました。
今回、公益社団法人日本動物園水族館協会生物多様性委員会の種別管理計画に基づくブリーディングローン【注】による繁殖成果として、周南市徳山動物園へフタバを移動することになりました。
【注】ブリーディングローンについて
繁殖を目的とした動物の貸借契約のこと。動物園間で個体を移動させることによって、新たなペアを形成し、繁殖に寄与することを目的としています。
4.当園での飼育状況(2026年8月26日現在)
5頭(オス2、メス1、不明2) ※今回移動するフタバを含みます。
5.国内の飼育状況について(2025年12月31日現在)
23施設 47頭(オス24、メス23)
資料:アムールトラ国内血統登録台帳【(公社)日本動物園水族館協会】
参考
アムールトラ(食肉目 ネコ科)
(ワシントン条約附属書1、IUCNレッドリスト:EN(絶滅危惧1B類)、東京都ズーストック種)
学名
Panthera tigris altaica
英名
Amur tiger
分布
アムール(ロシア)、ウスリー(ロシア)、中国東北部
生息地
森林性で針葉樹林に生息
生態等
別名シベリアトラ。ネコ科最大の動物。トラは棲む地域によって5亜種に分類され、アムールトラはそのうちの1亜種です。トラは世界中で4,500頭ほど生息していると推定されていますが、そのうち約3,000頭はインドに生息しているベンガルトラです。アムールトラは森林で単独で生活し、同性個体間でなわばりを守ります。毛皮や漢方薬の材料としての乱獲、森林伐採などによる生息地の減少により生息数は非常に少なくなっています(推定270~490頭)。繁殖期は冬で、妊娠期間は100~108日です。平均3~4頭を出産します。3~5歳で性成熟に達します。成獣のオスで全長270~330センチメートル、体重180~306キログラム。メスはオスより小型です。
※「ワシントン条約附属書1」「絶滅危惧1B類」の数字の正しい表記はローマ数字です。