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報道発表資料  2024年01月26日  保健医療局

食中毒の発生について
千代田区内事業所の社員食堂における食中毒

探知

令和6年1月22日(月曜日)午前10時00分、千代田区内の事業所から「1月21日(日曜日)朝から本日までに92名の従業員が下痢、おう吐等の体調不良で休んでいる。体調不良者は皆、事業所内の社員食堂を1月19日(金曜日)又は20日(土曜日)に利用している。」旨、千代田区千代田保健所に連絡があった。

調査結果

千代田区千代田保健所は、直ちに食中毒調査を開始した。

  • 患者は、1月19日(金曜日)及び同月20日(土曜日)に当該社員食堂を利用した事業所の従業員及び当該社員食堂の従業員計101名で、1月20日(土曜日)午前2時00分から同月24日(水曜日)午後6時00分にかけて、下痢、おう吐、発熱等の症状を呈していた。
  • 患者全員の共通食は、当該社員食堂が調理、提供した食事以外になかった。
  • 当該事業所内で事前におう吐などの感染症を疑う情報はなかった。
  • 複数の患者のふん便からノロウイルスを検出した。

決定

本日、千代田区千代田保健所は、以下の理由により、本件を当該社員食堂が1月19日(金曜日)及び同月20日(土曜日)に調理、提供した食事を原因とする、ノロウイルスによる食中毒と断定した。

  • 患者全員の共通食は、当該社員食堂が調理、提供した食事以外になかった。
  • 複数の患者のふん便からノロウイルスを検出した。
  • 当該社員食堂での食事を起点とした潜伏時間に一峰性が見られ、その長さ及び症状はノロウイルスによるものと一致していた。
  • 当該事業所内で事前におう吐などの感染症を疑う情報はなかった。

措置

当該社員食堂は、令和6年1月22日(月曜日)から営業を自粛しており、千代田区は本日から3日間の営業停止の処分を行った。

発症関係
(1月26日午前9時00分現在)
発症日時 1月20日(土曜日)午前2時00分から
1月24日(水曜日)午後6時00分まで
症状 下痢、おう吐、発熱等
※患者の症状は、回復傾向にある。
発症場所 自宅、外出先 等
患者数 患者数101名
男:49名(19~63歳)、女:52名(20~59歳)
入院患者数 0名
診療医療機関数・受診者数 46か所50名(男17名、女33名)
原因食品 令和6年1月19日(金曜日)及び同月20日(土曜日)に調理、提供した食事
病因物質 ノロウイルス
原因施設 屋号 ●●●●
業種 飲食店営業(給食)
営業者 ●●●●
代表取締役 ●●●●
営業所所在地 東京都千代田区●●●●
営業者住所 東京都港区●●●●
法人番号 ●●●●
連絡先電話番号 ●●●●

備考

主なメニュー
  • 1月19日(金曜日)
    銀ヒラス西京漬け定食、味噌かつ丼、白湯ラーメン、マサラカレー、帆立風味とブロッコリーのタイ風炒め、ほうれん草と舞茸のみぞれ和え、チキンナゲット、コンビネーションサラダ、味噌汁
  • 1月20日(土曜日)
    照り焼きハンバーグ定食、コブサラダ風鶏唐揚げ丼、カレー、キャベツとアボカドの糀うま塩和え、なすとオクラの煮浸し、野菜コロッケ、コンビネーションサラダ、ベーコンと野菜のコンソメスープ
検査関係
(1月26日
午前9時00分現在)
検査実施機関:東京都健康安全研究センター

患者ふん便:細菌48検体(48検体検査中)
ノロウイルス48検体(3検体ノロウイルスG2検出、45検体検査中)
従事者ふん便【注】:細菌7検体(7検体検査中)
ノロウイルス7検体(1検体陰性、6検体検査中)
【注】本件の患者を除く。
拭き取り検体:細菌11検体(11検体検査中)
ノロウイルス2検体(2検体陰性)
食品(検食):細菌6検体(6検体検査中)
ノロウイルス20検体(20検体陰性)

※「G2」の数字の正しい表記はローマ数字です。

参考

東京都における食中毒発生状況(ただし本事件は含まない。)

  発生件数 患者数 死亡者数
本年1月1日~1月25日まで 3件 116名 0名
(昨年同期) (5件) (9名) (0名)
本年1月中(25日まで) 3件 116名 0名
(昨年同期) (5件) (9名) (0名)

※別紙 ノロウイルスについて(PDF:154KB)

問い合わせ先
保健医療局健康安全部食品監視課
電話 03-5320-4405

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