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報道発表資料  2024年02月28日  保健医療局

食中毒の発生について
品川区内医療機関の職員食堂における食中毒

探知

令和6年2月16日(金曜日)午前11時30分、品川区内医療機関の職員食堂の営業者から「給食を喫食した病院の職員10名が2月15日(木曜日)から体調不良を呈している。」旨、品川区保健所に連絡があった。

調査結果

品川区保健所は、直ちに食中毒調査を開始した。

  • 患者は、2月14日(水曜日)に当該職員食堂を利用した病院の職員計35名で、2月15日(木曜日)午後1時30分から同月16日(金曜日)午後11時40分にかけて、下痢、おう吐、発熱等の症状を呈していた。
  • 患者全員の共通食は、当該職員食堂が調理、提供した食事以外になかった。
  • 患者の所属部署等に偏りはなく、共通する行動や場所で感染症が疑われる情報はなかった。
  • 複数の患者及び調理従事者1名のふん便からノロウイルスを検出した。
  • 当該医療機関内の入院患者等への拡大は確認されなかった。

決定

本日、品川区保健所は、以下の理由により、本件を当該職員食堂が2月14日(水曜日)に調理、提供した食事を原因とする、ノロウイルスによる食中毒と断定した。

  • 患者全員の共通食は、当該職員食堂が調理、提供した食事以外になかった。
  • 複数の患者及び調理従事者1名のふん便からノロウイルスを検出した。
  • 当該職員食堂での食事を起点とした潜伏時間に一峰性が見られ、その長さ及び症状はノロウイルスによるものと一致していた。
  • 患者の所属部署等に偏りはなく、共通する行動や場所で感染症が疑われる情報はなかった。
  • 患者を診察した医師から食中毒の届出があった。

措置

当該職員食堂は、令和6年2月16日(金曜日)から営業を自粛しており、品川区は本日から3日間の営業停止の処分を行った。

発症関係
(2月28日午前9時00分現在)
発症日時 2月15日(木曜日)午後1時30分から
2月16日(金曜日)午後11時40分まで
症状 下痢、おう吐、発熱等
※患者の症状は、回復傾向にある。
発症場所 自宅、職場 等
患者数 患者数35名
男:9名(29~63歳)、女:26名(22~59歳)
入院患者数 0名
診療医療機関数・受診者数 11か所11名(男3名、女8名)
原因食品 令和6年2月14日(水曜日)に調理、提供した食事
病因物質 ノロウイルス
原因施設 屋号 ●●●●
業種 飲食店営業(給食)
営業者 ●●●●
代表取締役 ●●●●
営業所所在地 東京都品川区●●●●
営業者住所 東京都江東区●●●●
法人番号 ●●●●
連絡先電話番号 ●●●●

備考

主なメニュー バレンタインオムライス、赤魚の塩麴焼き、二層チーズメンチ、わかめもやし中華、肉野菜炒め、ちくわいそべ、茄子胡麻和え、れんこんとひじきサラダ、ポテトサラダ、アスパラサラダ、ごはん、みそ汁、豚汁、梅わかめそば等
検査関係
(2月28日午前9時00分現在)
検査実施機関:東京都健康安全研究センター

患者ふん便:細菌26検体(26検体陰性)
ノロウイルス26検体(23検体ノロウイルスG2検出、3検体陰性)
従事者ふん便:細菌13検体(13検体陰性)
ノロウイルス13検体(1検体ノロウイルスG2検出、12検体陰性)
拭き取り検体:細菌7検体(1検体黄色ブドウ球菌検出、6検体陰性)
ノロウイルス2検体(2検体陰性)
食品(検食):ノロウイルス24検体(24検体陰性)

※「G2」の数字の正しい表記はローマ数字です。

参考

東京都における食中毒発生状況(ただし本事件は含まない。)

  発生件数 患者数 死亡者数
本年1月1日~2月27日まで 24件 604名 0名
(昨年同期) (16件) (203名) (0名)
本年2月中(27日まで) 5件 35名 0名
(昨年同期) (7件) (89名) (0名)

※別紙 ノロウイルスについて(PDF:154KB)

問い合わせ先
保健医療局健康安全部食品監視課
電話 03-5320-4405

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