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令和6年(2024年)2月19日更新

令和5年度 入選作品 一枚写真部門

最優秀

足立区「あだち広報」5月10日号(第1903号)1ページ

写真1

審査員コメント

  • 若者に選挙投票を呼び掛ける強いメッセージ性のある表紙です。モデルに区出身の若いラッパーを起用し、撮影場所も若者に馴染みのある北千住駅。技術面では、レタッチではなくリアルなスローシャッターで通行人をあえてブラし、ラッパー(若者)の主張・アイデンティティを際立たせ、背景の駅名が見えるようにf22まで絞り込んでいます。制作全般において、モデルの意向も尊重しつつ、細かな配慮と丁寧な仕事の跡が感じれる、秀逸な表紙です。(箭内)
  • たいへんインパクトのある表紙です。若者は共感を、年配者は若い世代への認識を新たにする効果があると思います。近年、北千住は若者の街として脚光を浴びているので、区全体のイメージも変わっていく。そんな期待さえ抱かせます。シャッタースピードを遅くして背景を流し、立ち止まってものごとを考えることの必要を説くという意図も感じられます。改善点としては、やはり文字が多すぎることでしょう。例えば、広報課の住所連絡先は表紙に入れなくとも良いのではないでしょうか。(鳥原)

掲載紙面

あだち広報:紙面

一席

あきる野市「広報あきる野」4月1日号(第715号)1ページ

写真2

審査員コメント

  • 思わず惹きつけられるとても印象的な表紙です。人物配置も絶妙で、皆それぞれ表情豊か。赤ちゃんも含め全員しっかり目を開け、目線も泳がず、理想的な集合写真ですね。光の当たり方もきれいです。古民家の雰囲気もうまく活かされています。窓ガラスに映ったスタッフの姿がうまく後処理されているのも好印象でした。撮影技術、表現意図がしっかりしていて、記事内容にふさわしい、訴求力のある素晴らしい表紙です。(箭内)
  • とてもレベルの高い集合写真です。被写体それぞれの個性がはっきりわかり人々の属性やそのネットワークも感じさせます。調査票を読む慎重に撮影条件を検討しているようで、その成果が出ています。画像データの質が良いので、印刷しても黒く潰れているところや白トビしている部分が少ない。人物の配置が三角形の構図になっているので見ていて安定感もあり、撮影技術は見事です。
    写真の上にある文字情報が少し過剰で整理することもできると思います。そうすればもっと人を惹きつける紙面になったでしょう。(鳥原)

掲載紙面

広報あきる野:紙面

二席

福生市「広報ふっさ」12月1日号(第1132号)1ページ

写真3

審査員コメント

  • 思い切ったローアングルによって、みごとに園児と先生の豊かな表情を切り取った一枚です。興味津々な園児の眼差しと手の動きから、充実した保育の様子がよく伝わってきます。技術面では、室内での高感度、F6.3の絞り、そして保育を妨げない適度な距離感などから、撮影者の気遣いや表現意図が伝わってきます。分かり易い文字情報と相まって、とても魅力のある表紙に仕上がっています。(箭内)
  • 幼稚園でのプロジェクトが効果をあげていることが直観的に分かる紙面だと思います。写されている4名(先生と3名の園児)それぞれの表情や振る舞いがはっきり示され、またその関係性を物語っているからです。とくに右手前の園児を主役とした構図は、読者の視線をちゃんと誘導しているのが分かります。つまり、一枚の写真のなかに「物語」が生まれているのです。気になるのは、コピーや見出しなどの文字情報がいささか煩雑であることです。整理することができるはずです。(鳥原)

掲載紙面

広報ふっさ:紙面

ニ席

西東京市「広報西東京」6月15日号(第1121号)1ページ

写真4

審査員コメント

  • アスリートの皆さんをモデルにした爽やかな表紙です。若干、企業を前面に出した広告っぽさを感じなくもありませんが、市の親善大使を務める実業団の皆さんということで納得です。技術面では、浅めの絞りですが距離を十分にとっており、ピントもばっちり。背景の新緑も含め、全体的にバランスよく、とてもきれいに表現されています。広めの縦位置アングルから、表紙構成への配慮が感じられます。市民全員で選手を応援したくなるような、好印象な表紙です。(箭内)
  • よくできた写真であり表紙です。4人の表情とポーズのバランス、下から煽って構図、レタッチも自然な感じで仕上げられています。キャプション類のレイアウトも非常にバランスがとれていますね。モデルとのコミュニケーションも良好だったように見受けられます。レイアウトから逆算して、写真を作ったとある通り、良好な結果を得られています。
    改善点として指摘するところはとくにありませんが、ユニフォームの色が濃紺ではなく背景から浮き上がるような明るい色だったら完璧です。(鳥原)

掲載紙面

広報西東京:紙面

奨励賞

千代田区「広報千代田」7月5日号(第1595号)1ページ

写真5

審査員コメント

  • まさに特集に相応しい、見る者の目を引く一枚です。父親と女児の弾ける笑顔がいいですね。母親の手を握る緊張気味な弟君も味があります。しかもこれが実際の親子というのが驚きです。千載一遇のチャンスを、家族4人の豊かな表情と共に見事に捉えました。カメラ設定、背景、アングルなど表現意図も明確です。偶然ではなく必然の賜物。用意周到な準備が実を結んだ素晴らしい表紙です。(箭内)
  • 地域のお祭りを紹介する特集の導入として、表紙の写真はとても効果的だと思います。見上げるアングルが晴れやかさを醸し出していますし、家族4人のそれぞれの表情が際立ってもいる。とくに上を向いいている真ん中の女児の表情が効いています。
    背景の処理が適切で雰囲気もうでています。唯一気になるのは、お父さんの着物の処理で、撮影時に襟元や袖のかたちには気を配りたいところです。そうした点を引いても美点の方が勝っていますが。(鳥原)

掲載紙面

広報千代田:紙面

奨励賞

練馬区「ねりま区報」7月11日号(第2013号)1ページ

写真6

審査員コメント

  • 大口を開けて声を出す子どもたちが印象的な、特集に相応しい表紙です。逆光の光加減と背景の緑も綺麗です。ただ、撮影当日は子どもたちの表情作りにかなり苦労されたのでは。まだまだ子どもたちに照れや緊張がある印象を受け、自発的に夏の到来を喜ぶような豊かで自然な表情を、もっと引き出せた気がしてなりません。市民モデルとして頑張っている健気さが可愛くも見えるのですが。ポップで弾ける印象のコピーと太陽のイラストが、心躍らせるイメージをうまく補っています。(箭内)
  • とても強い写真で、インパクトのある表紙になっています。これから始まる夏休みにわくわくする気持ちが蘇ってくる写真ですね。子どもたちの声が聞こえてきそうな表情ですね。逆光やレンズのハレーションなども効果的に使っています。これを引き出したのは撮影者のコミュニケーション力だと思います。
    機材のコントロールやレタッチとともに、対象との関係性の構築も写真表現のたいせつな技術だとあらためて分かります。フォントのレイアウトも含めて視覚効果の高い表紙になったことを評価したいと思います。(鳥原)

掲載紙面

ねりま区報:紙面

奨励賞

江戸川区「広報えどがわ」10月1日号(第2037号)1ページ

写真7

審査員コメント

  • 広報紙を手に取って思わず笑ってしまいました。もちろんポジティブにです。それだけインパクトのある表紙ですね。これだけハッピィちゃんがドアップで、しかも多くの人が知っている台詞になぞらえて。きっと多くの読者が朗らかに今号を読んだことでしょう。ドリフの権利関係も抜かりなく、そして文字フォントなどにも気を配ったとの由。シンプルな表紙ですが、綿密な計算と表現意図が感じられる、実に好印象な表紙です。(箭内)
  • 一見して、少し驚きました。良い意味での強いインパクトがありますね。効果的な広報とは説明することも大切ですが、それ以上に「何だろう?」という興味や関心を持たせて次のページをめくらせることが大切だと思います。その点で成功しています。区のキャラクターの画面をはみ出す大写しにしても、「全員集合」のロゴにしてもデザインセンスと遊び心にとんでいます。ワクワク感を抱かせるデザインですし、江戸川区の個性を伝えられていると思います。(鳥原)

掲載紙面

広報えどがわ:紙面

問い合わせ先
政策企画局戦略広報部企画調整課
電話 03-5388-3070

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