九都県市首脳会議
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平成28(2016)年10月26日(水曜)、小池知事は、横浜市内のホテルで開催された第70回九都県市首脳会議に出席しました。
九都県市首脳会議は、東京・埼玉・千葉・神奈川の四都県知事と、横浜・川崎・千葉・さいたま・相模原の五政令指定都市市長を構成員とし、長期的展望のもと、共有する膨大な地域活力を生かし、共同して広域的課題に積極的に取り組むために開催されています。
会議冒頭、座長を務める林横浜市長のあいさつに続き、新たに知事に就任し、初めての出席となる小池都知事が、「防災や環境、社会保障等、広域で連携してこそ意味がある。そのようなことについて、皆さま方としっかり繋がっていきたいと思っているので、ご指導のほどお願い申し上げる」と挨拶しました。
意見交換で東京都は、「再生可能エネルギーの更なる普及拡大」について提案しました。小池知事は、「地球温暖化対策は、一番広域的なテーマ」とした上で、FIT法(電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法)が施行されているが、連系可能容量の制約などを理由に、大手電力会社への接続申し込みの回答を保留される事例などをあげ、系統設備の整備・増強の促進、送電系統の運用方法の改善、調整電源や発電出力予測の活用等による接続可能量の拡大等を要望したいと話しました。さらに、「グリーンボンド発行のトライアルとして『環境サポーター債』という都債を発行することにした。金融と環境とをうまく回していくという流れを作りたい」として、「知見を共有しながら、環境を全体としてよくしていきたい」と意気込みを述べました。
また、会議の開催に先立ち、「福島の復興・創生に関する高校生と九都県市首脳との意見交換会」と「平成28年九都県市のきらりと光る産業技術表彰」も行われました。