- 報道発表資料
交通局
放射冷却素材「SPACECOOL」を活用した実証実験の結果について
交通局は、スタートアップ企業SPACECOOL株式会社、ロンシール工業株式会社とともに、放射冷却素材「SPACE COOL(R)」を活用し、営業所の使用電力低減に向けた共同実証実験を実施しましたので、その結果についてお知らせいたします。
1 実施内容
SPACECOOL防水シート(現:イノベーションプルーフRR)を自動車営業所屋上に施工し、放射冷却素材の効果により直射日光からの建物の温度上昇を抑えることで、営業所で使用する電力を低減できるかを検証しました。
2 実施場所
都営バス品川自動車営業所(品川区北品川1-5-12)
3 実施期間
令和6年5月1日(水曜日)から令和6年9月30日(月曜日)まで
4 実験結果
(1)営業所使用電力
下記表のとおり、令和6年の営業所の使用電力が、低減していることが確認できました。
7月 | 8月 | 9月 | 平均 | ||
令和5年比の営業所使用電力の低減率 | -6.7% | -8.7% | -8.4% | -7.8% | |
(参考)東京の平均気温 | 令和6年 | 28.7度 | 29.0度 | 26.6度 | ― |
令和5年 | 28.7度 | 29.2度 | 26.7度 | ― |
(2)営業所屋上表面温度
令和6年8月の屋上の平均表面温度は、比較対象として屋上の一部に施工した遮熱防水シート(同社従来品)と比べて、約7度低減していることが確認できました。
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記事ID:000-001-20250521-041662