- 報道発表資料
パイプライン等による水素供給及び水素利用に関する実現可能性調査・予備設計等を行う事業者を募集します
東京都は、エネルギーの安定供給の確保や脱炭素化に向けた取組として、都内における水素エネルギーの需要拡大・早期社会実装化を目指しています。
令和6年4月には、将来的な海外からの水素受入を想定し、官民共同で東京におけるパイプラインを含めた水素供給体制検討協議会(以下「協議会」という。)を設置し、水素供給体制の構築に向けた議論を推進しています。
この度、空港臨海部において、パイプラインの敷設等を伴う大規模な水素利用・水素供給に向けた実現可能性調査、予備設計等を実施する事業者を募集しますので、お知らせいたします。
記
1 公募事業について
(1) 事業名
令和7年度空港臨海部におけるパイプライン等による水素供給体制構築に向けた検討事業
(2) 事業の内容
都が協議会において示した空港臨海部におけるパイプライン敷設等による大規模な水素供給・水素利用に向けた3つのステージに関する実現可能性調査、予備設計等を都と共同で実施する事業者を募集します。
ステージ1(点をつくる)
水素ボイラー、モビリティ、産業利用、水素ステーション等による水素需要の点を創出
ステージ2(点を大きくする)
ステージ1の点において、周辺の需要創出、事業者の巻き込みにより水素需要の点を拡大
ステージ3(点をつなぐ)
ステージ2の水素需要の点同士をパイプライン等によりつなぎ、水素供給体制を構築
(3) 事業期間【注1】
提案事業の内容に応じ、次のうちからいずれか1つを選択いただきます。
1年コース
令和8年3月31日まで
2年コース
令和9年3月31日まで
【注1】詳細は産業労働局ホームページ掲載の公募要領をご確認ください。
(4) 対象事業【注1】
- 空港臨海部の特定のエリアを対象とした水素供給・水素利用に関する検討
- 空港臨海部の広域を対象とした水素供給・水素利用に関する検討
- 空港臨海部全域における最適な水素パイプライン構築に向けた検討
【注1】詳細は産業労働局ホームページ掲載の公募要領をご確認ください。
(5) 事業予算及び採択予定件数
1年コース
事業予算(総額)
1億2500万円
採択予定件数【注2】
1~2件
2年コース
事業予算(総額)
1億7500万円【注3】
採択予定件数【注2】
1~2件
【注2】採択予定件数は、1件当たりの金額により前後する可能性があります。
【注3】内訳:令和7年度7500万円、令和8年度1億円
2 公募のスケジュール
公募要領等の公表
令和7年5月28日(水曜日)
質問の受付
令和7年5月28日(水曜日)から6月3日(火曜日)まで
質問への回答
令和7年6月6日(金曜日)
提案書の提出
令和7年6月6日(金曜日)から6月25日(水曜日)まで
審査会
令和7年6月30日(月曜日)
審査結果通知
令和7年7月上旬(予定)
協定締結
令和7年7月上旬(予定)
3 事業実施方法
- 提出された提案書及び審査会当日のプレゼンテーションを基に、都が設置する審査委員会で厳正に審査し、事業者を選定します。(グループでの応募可)
- 選定された事業者と協定を締結した上で、事業を実施します。
4 東京におけるパイプラインを含めた水素供給体制構築検討協議会への情報提供
本事業実施状況は、必要に応じて都が設置している「東京におけるパイプラインを含めた水素供給体制構築検討協議会」の構成企業等へ提供し、将来的な水素需要の拡大、大規模な水素供給体制構築に向けた取組みを推進します。
※構成企業等への情報提供は方法等含め、事業者と事前に調整した上で行います。
本件は、「2050東京戦略」を推進する取組です。
戦略20【ゼロエミッション】 「水素エネルギーの社会実装化」