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報道発表資料
保健医療局

インフルエンザの流行シーズンに入りました 咳エチケットなど、感染予防の徹底を

インフルエンザは、流行時期に合わせ、毎年、第36週から翌年の第35週までの1年間をインフルエンザシーズンとして発生動向を調査しており、2025-2026年シーズンは、2025年9月1日が起点となります。
第39週(9月22日から9月28日まで)の都内定点医療機関からの患者報告数は1.96と、流行開始の目安となる定点当たり1.0人を超え、昨年よりも1か月以上早く、都においてもインフルエンザが流行シーズンに入りました。
今後、本格的な流行が予想されるため、インフルエンザにかからない、感染を広げないために、こまめな手洗い、消毒、咳エチケット等の基本的な感染防止対策を一人ひとりが心がけてください。

インフルエンザ対策のポイント

  • こまめな手洗い、消毒
  • 着用が効果的な場面でのマスク着用
  • 休養、栄養・水分補給
  • 咳エチケット
  • 適度な室内加湿・換気
  • ワクチン接種(かかりつけ医と相談)

参考

インフルエンザ注意報・警報レベルについて

インフルエンザの注意報レベル開始基準値は、10人/定点(週)、警報レベル開始基準値は、30人/定点(週)となっています。なお、いずれの場合も、開始基準値を超えた保健所の管内人口の合計が、東京都の人口全体の30%を超えた場合には、広域的に流行が発生・継続しているとして注意報・警報を発します。

都内におけるインフルエンザ様疾患の集団感染事例の発生状況

2025年9月1日以降、都内の学校や社会福祉施設等で発生したインフルエンザ様疾患の集団感染事例は、9月28日までに61件報告されています。

都内におけるインフルエンザ患者報告数(インフルエンザ定点報告)過去6シーズン

グラフの画像1

上記データは、都内のインフルエンザ定点医療機関から報告された患者数を報告機関数で割ったものです。

1 インフルエンザ様疾患の集団感染事例の報告数

グラフの画像2

都内学校等におけるインフルエンザ様疾患による臨時休業(学級閉鎖等)報告状況

  保育所 幼稚園 小学校 中学校 高等学校 その他
2025-2026年シーズン累計
2025年9月1日~2025年9月28日
0 0 18 18 10 0 46
2024-2025年シーズン累計
(同時期)
2024年9月2日~2024年9月29日 
0 0 10 4 3 0 17

2 インフルエンザウイルス検出状況(感染症発生動向調査事業)

(単位:件)

  A型  B型 
AH1pdm09【注】  AH1
(Aソ連型) 
AH3
(A香港型) 
Victoria系統  Yamagata系統 
2025-2026年シーズン累計 
2025年37週まで 
0(0.0%) 0(0.0%) 3(75.0%) 1(25.0%) 0(0.0%)
2024-2025年シーズン累計  250(63.9%) 0(0.0%) 83(21.2%) 58(14.8%) 0(0.0%)

【注】AH1pdm09時20分09年に新型インフルエンザと呼ばれて流行したウイルス。
2011年4月1日から季節性インフルエンザとして位置づけられている。

3 インフルエンザ患者の年齢層別内訳

定点患者報告 年齢階層別内訳(直近6シーズン)

グラフの画像3
インフルエンザ定点医療機関から報告された患者の年齢階層別内訳(2025-2026シーズンは第39週分まで)

4 インフルエンザ流行分布マップ

地図の画像

(人/定点)

定点当たり患者報告数が1.0人/週を超えた保健所は、都内31か所中24か所で、報告数が高い順に、中野区(6.40人)、江東区(4.93人)、文京(4.86人)、千代田(3.50人)、渋谷区(3.43人)、みなと(3.22人)、目黒区(2.50人)、杉並(2.35人)、足立(2.25人)、多摩府中(2.15人)、練馬区(2.14人)、江戸川(2.05人)、大田区(2.00人)、北区(1.91人)、荒川区(1.86人)、板橋区(1.75人)、多摩小平(1.74人)、世田谷(1.58人)、台東(1.57人)、墨田区(1.50人)、八王子市(1.44人)、多摩立川(1.19人)、町田市(1.15人)、池袋(1.13人)となっています。

インフルエンザに関する東京都の主な対策・情報提供

東京都健康安全研究センターによるインフルエンザに関する情報発信

「東京都感染症情報センター」のホームページにおいて、インフルエンザの発生状況や発生時の対策についての情報提供を行っています。

注意報・警報基準到達時における都民への注意喚起

都内における流行状況が注意報・警報基準に達した場合には報道発表を行っています。

  • 注意報基準
    定点医療機関からの報告において、定点当たり患者報告数が10人/週を超えた場合
  • 警報基準
    定点医療機関からの報告において、定点当たり患者報告数が30人/週を超えた場合

いずれの場合も、開始基準値を超えた保健所の管内人口の合計が、東京都の人口全体の30%を超えた場合には、広域的に流行が発生・継続しているとして注意報・警報を発します。

東京都のホームページにおける情報提供

インフルエンザの予防や啓発ツールに関する情報提供を行っています。

保健所における地域住民・施設等への助言・指導等の実施

地域において施設等の実態を踏まえた助言や指導等を行っています。

※別紙インフルエンザについて(PDF:593KB)

記事ID:000-001-20251002-043588