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  6. 社会課題解決に向けたスマートサービス実装促進事業者を決定
報道発表資料
デジタルサービス局

生活の質向上や手取り時間を創出するスマートサービスの実装を促進する事業者をTIS株式会社と伊藤忠テクノソリューションズ株式会社の2者に決定しました!

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社会課題解決に向けたスマートサービス実装事業

東京都では、今年度より社会課題の解決や都民の生活の質の向上に貢献するため、インクルーシブ【注1】をテーマとした、都民の生活の質の向上や手取り時間を創出させる「スマートサービス」の実装を目指す「社会課題解決に向けたスマートサービス実装事業」を開始しました。
本事業では、都内全域をフィールドに、実装促進事業者(東京都と連携してスタートアップによるサービス実装を支援する事業者)1社当たり40件以上のスマートサービスの実装を目指しています。
このたび、新たに全7社の応募の中から、スタートアップへの丁寧な支援体制や的確な課題設定による実装への期待などの観点から優れた2社を実装促進事業者として採択しましたので、お知らせします。

【注1】インクルーシブとは、人々の年齢や性別、国籍、心身の障害有無に関係なく共生することをいいます。

選定事業者

TIS株式会社

取組

  • 実装促進事業者が都民の利益享受に繋がるインクルーシブなサービスを持つスタートアップを採択し、実装先である、自治体や企業等と共にサービス導入に向けた多角的な支援を行う。
  • スタートアップのスマートサービスを特定エリアで実装し、更にサービスの質を高めつつ、他エリアへの横展開を行うことで、都内全域で数多くの実装事例を創出する。

支援するスタートアップ等の想定分野例

子育て、障害者、外国人 等

スタートアップへの支援内容

ブランディングや情報発信などのプロモーション支援

スマートサービスの利用者となる都民向けのプロモーション、導入者となる基盤提供者に向けたプロモーション、Be Smart Tokyo【注2】について興味関心を寄せてもらい協力者となってもらうためのプロモーション等を行う。

【注2】本事業及び前身事業者である「東京都スマートサービス実装促進プロジェクト」を含めた総称

ビジネスの仕組みづくりと展開に向けた支援

スタートアップへの助言・支援を行い、スタートアップと協働して、利用者が経費を負担するビジネスモデルを構築する。また、スタートアップが保有するリソースを事業のプロモーションに活用することで、効果的に事業を幅広く展開することを目指す。

都内各地の展開支援

各鉄道沿線エリアや自治体、鉄道事業者、デベロッパー・商業施設等への実装を中心とした、広範なエリアにおけるスマートサービス展開を進める。

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社

取組

  • 「必要な人に、必要な情報とサービスを届ける」ことを軸として、高齢者、障害者、子育て世帯、外国人など多様な都民にインクルーシブな仕組みを構築
  • 自治体・企業等と連携するエコシステムを形成し、都民に経済合理性と持続可能性を兼ね備えたスマートサービスを提供する。

支援するスタートアップ等の想定分野例

女性、障害者、外国人 等

スタートアップへの支援内容

ビジネス面のメンタリング及び分析支援

集客施設を保有する自治体・企業等を中心に開拓し、集客施設にアプローチを行い横展開を図る。また、その際にはプロモーションやイベント出展を行い、都民へのサービス周知を行う。

プロモーション支援

イベントにてスタートアップのサービス内容のプロモーションを支援する。
メディア露出や展示会イベントを通じてターゲット層への認知を高め、サービス導入先候補のリード獲得や実装機会の創出につなげる。

自社アセット提供の支援

技術面の支援、開発パートナー紹介、自社製品への組み込み、海外製品の紹介を行う。本実装までの確実性とスピードを高める。

※支援するスタートアップ等の想定分野例は今後の状況により変更する可能性があります。

社会課題解決に向けたスマートサービス実装事業とは

社会課題の解決や都民の生活の質の向上に貢献するため、インクルーシブをテーマとしたスマートサービスの実装を目指す事業です。東京都はスマートサービス実装促進事業者と連携して、スタートアップによるサービス実装支援を進めていきます。

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これまでの経緯

都民が利便性を実感できるスマートサービスを実装すべく、令和4年度から「東京都スマートサービス実装促進プロジェクト」を実施し、都民の生活の質の向上や手取り時間を創出させるスマートサービスを累計120件以上(令和7年8月時点の件数)実装してきました。
これまでは「スモールでもクイックに」をキーワードに、(実装件数)を重視し、事業を推進してきましたが、新規事業としては「インクルーシブシティ東京」実現に向け、「都民の困りごとを解決」「面的な実装」をキーワードに、(サービスの質)と(横展開)を重視し、令和7年度から社会課題解決に向けたスマートサービス実装事業を開始しました。

特徴

  • 「インクルーシブ」をテーマとする分野におけるスタートアップ等を支援
  • サービスの質の重視と面的な実装の支援

スマートサービス実装促進事業者の役割

  • (1)スマートサービスの実装を担うスタートアップ等を発掘し、他の実装促進事業者等と連携しながら必要な支援を実施
  • (2)協定期間(最大3か年度)を通して1事業者あたり40件以上のサービス実装を促進
  • (3)その他、実装されたスマートサービスの有用性に関する都民へのPR等を実施

東京都の支援内容

  • (1)スマートサービス実装促進事業者に対し、成果に応じた取組の検証・評価を実施
  • (2)スマートサービス実装促進事業者の事業の進捗状況の確認を行い、協議及び助言を実施

特設ホームページ

公募の詳細、応募手続、その他の詳細は、特設ホームページからご覧いただけます。

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(参考)東京都スマートサービス実装促進プロジェクト

令和4年度から令和6年度にかけて実施した「東京都スマートサービス実装促進プロジェクト」での実装実績は、東京都スマートサービス実装促進プロジェクトホームページで紹介していますので、ご参照ください。

本件は、「2050東京戦略」を推進する取組です。
戦略11 デジタル「都民のQOLに貢献するスマートシティの実現」

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▲2050東京戦略

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記事ID:000-001-20251008-043708