- 報道発表資料
産業労働局
全国初! 相続未了等で伐採・植え替えができないスギ・ヒノキ林の所有者や境界の明確化を支援(花粉発生源対策の促進)
花粉発生源対策【注】を進めるにあたって、森林の所有者や境界が不明であることが大きな課題になっています。団塊の世代が後期高齢者となる中、世代交代により所有関係が大幅に複雑になる前に、明確化を図っていくことが重要です。
こうした中、森林の積極的な整備を図るため、司法書士等の専門家を活用し所有者の探索から境界の明確化に向けた働きかけを行うなど、都が一連の手続きを支援する全国初の取組を開始します。
【注】花粉発生源対策
事業概要
東京都による森林調査を経て、10月頃から順次対象者に通知を開始!
1)都が以下の基準等をもとに森林を調査
- 管理不全の森林を洗い出し、登記簿上の所有者が現在の所有者であるか調査します。
- 不明の場合、さらに関係者を調査します。
※八王子市・青梅市・あきる野市・日の出町・檜原村・奥多摩町に所在する森林。
※伐採搬出しやすい場所にある。
2)調査結果をもとに都から関係者に通知
- 都から関係者に対し、所有者等の確定に取り組むように働きかけを行います。
3)関係者間で遺産分割協議を進めるに当たっての調整を都が支援
- 関係者間の調整に係る労力に対して都が奨励金を支給します。
4)協議結果に基づき、所有者が司法書士等へ相続等登記を依頼
- 司法書士等の専門家を活用した登記に対して、都が費用を支援します。対象となる経費等は、以下の産業労働局ホームページから入手してください。
- ご不明な点は、募集要項に記載のお問い合わせ先までご連絡ください。
5)所有者が特定された森林において森林境界の確定を都が支援
- 所有者間の境界確定の際に、都が立会いの下確定作業を円滑に進めます。
- また、現地立会に要する交通費などの費用を都が支援します。
記事ID:000-001-20251009-043721