- 報道発表資料
建設局, (公財)東京動物園協会
多摩動物公園情報 チンパンジーが生まれました!
多摩動物公園(園長 渡部浩文)で、このたびチンパンジーが生まれましたのでお知らせします。
1.生まれたチンパンジー
(撮影日:2025年10月3日)
名前
ハヤテ(父親の名「フブキ」が持つ風のイメージから命名)
誕生日
2025年9月30日(火曜日)
性別
オス
両親
母親
サクラ(16歳)
- 2009年4月18日 のいち動物公園(高知県)生まれ
- 2017年2月22日 ブリーディングローン【注】により多摩動物公園に来園
【注】ブリーディングローンについて
繁殖を目的とした動物の貸借契約のこと。動物園間で個体を移動させることによって、新たなペアを形成し、繁殖に寄与することを目的としています。
父親
フブキ(11歳)
- 2014年2月4日 多摩動物公園生まれ
2.経緯
母親の「サクラ」は初めての妊娠・出産ですが、産後すぐに子を抱きあげ、よくなめて世話をしていました。現在もサクラは落ち着いて子を抱き、子も母親の体にしっかりとつかまっています。授乳している様子も観察されています。
現在、親子は群れ入りの訓練中です。
公開日は決まり次第、多摩動物公園公式ホームページ(東京ズーネット)(外部サイトにリンク)にてお知らせします。
3.当園での飼育状況(2025年10月15日現在)
21頭(オス8、メス13)※今回生まれた子どもを含みます。
4.国内の飼育状況(2024年12月31日現在)
45施設 287頭(オス124頭、メス163頭)
資料:2024年チンパンジー国内血統登録台帳【(公社)日本動物園水族館協会】
参考
チンパンジー(霊長目 ヒト科)
(ワシントン条約附属書1、IUCNレッドリスト:EN(絶滅危惧1B類)、東京都ズーストック種)
学名
Pan troglodytes
英名
Chimpanzee
分布
アフリカの熱帯雨林から疎開林
生態等
頭胴長は63.5~90センチメートルで、体重はオスが40~60キログラム、メスが32~47キログラム。果実、葉や種子を中心に昆虫、小型の哺乳類など、いろいろなものを食べます。群れをつくり、エサを探して広い範囲を移動しながら樹上や地上で生活します。生後8~11年で性成熟し、オスは生まれた群れに留まりますが、メスは別の群れに移籍します。寿命は40年から45年程度といわれています。
※「ワシントン条約附属書1、絶滅危惧1B類」の数字の正しい表記はローマ数字です。
記事ID:000-001-20251015-043806