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報道発表資料
環境局

「高尾の森自然学校」が「自然共生サイト」に認定されました!

運営団体のセブン-イレブン記念財団の10年間の取組が高く評価されました

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東京都と一般財団法人セブン-イレブン記念財団は、平成27年(2015年)4月に「高尾の森自然学校」を開校し、多摩地域の緑豊かな26.5ヘクタールの都有地において、森林の整備や希少動植物の保護・保全活動を通じて、生物多様性の保護と地域の自然文化等を次世代に継承する人材の育成に取り組んでいます。
このたび、「高尾の森自然学校」が、民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域である「自然共生サイト【注】」に認定され、令和7年(2025年)9月30日に開催された「令和7年度 自然共生サイト認定式」において、国から運営団体である一般財団法人セブン-イレブン記念財団に認定証が授与されました。

【注】自然共生サイトとは
環境省は、ネイチャーポジティブの実現に向けて、企業や地域による生物多様性保全の取組区域を「自然共生サイト」として認定する制度を令和5年度から開始しました。令和7年4月には、これを法制化した「地域生物多様性増進法」が施行され、企業・NPO等の「増進活動実施計画」や市町村による「連携増進活動実施計画」が認定され、認定した計画の実施区域が法に基づく「自然共生サイト」となります。
認定された区域は、OECM(Other Effective area-based Conservation Measures:保護地域以外で生物多様性保全に資する区域)として国際データベースに登録されます。
環境省(自然共生サイト 30by30)(外部サイトにリンク)

1 高尾の森自然学校の概要

(1)名称

高尾の森自然学校(外部サイトにリンク)

(2)運営

一般財団法人セブン-イレブン記念財団

一般財団法人セブン-イレブン記念財団について

理事長

太田敏夫(セブン-イレブン富士吉田おひめ坂通り店オーナー)

設立目的

セブン-イレブン加盟店と本部が一体となって「環境」をテーマとした社会貢献活動を推進することを目的として平成22年(2010年)3月に設立

事業資金

店舗に寄せられた募金及び(株)セブン-イレブン・ジャパン等からの寄付金

主な活動

高尾の森自然学校の運営のほか、全国20カ所以上の「セブンの森」、「海の森」において、自然環境の保護・保全活動を展開中

(3)活動場所

東京都八王子市 川町及び近隣地域

(4)面積

約26.5ヘクタール

(5)自然環境

コナラ等の樹林地に、カワセミ、ゲンジボタル等の希少種が生息

(6)活動内容

森林の保護・保全、希少動植物の保護・保全、環境体験学習、森林整備を担う人材育成など

高尾の森自然学校の案内図

地図の画像

写真1

アクセス

電車・バスをご利用の場合 ※バスは本数が少ないため時刻表を確認してください

  • JR高尾駅から 「高尾駅」北口バス停 1番乗り場
    高尾の森わくわくビレッジ」行 (西東京バス【美01】) 約14分、終点(わくわくビレッジの玄関前)にて下車後、徒歩12分
  • JR西八王子駅から「西八王子」北口バス停 4番乗り場
    「グリーンタウン高尾」行(西東京バス【元八21】)約20分、「城山中入口」下車後、徒歩5分

活動の成果

写真1

写真3

活動の様子

写真4

写真5

出展:高尾の森自然学校(一般財団法人セブン-イレブン記念財団)

2 自然共生サイト認定式の様子(令和7年(2025年)9月30日)

写真6

写真7

画像

参考

ネイチャーポジティブ

日本語訳で「自然再興」といい、「自然を回復軌道に乗せるため、生物多様性の損失を止め、反転させること」を指します。
国内では、2023年3月に閣議決定した生物多様性国家戦略2023-2030において、2030年までにネイチャーポジティブを実現するという目標が掲げられています。

OECM

Other Effective area-based Conservation Measuresの頭文字をとったもので、保護地域以外で生物多様性の保全に資する地域を指します。

30by30

ネイチャーポジティブの実現に向けて、2030年までに陸と海の30%以上を健全な生態系として効果的に保全しようとする国際目標です。
2022年に開催された生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)において採択された「昆明・モントリオール生物多様性枠組」の主要な目標として掲げられています。

本件は、「2050東京戦略」を推進する取組です。
戦略19 緑と水「生物多様性の保全」

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記事ID:000-001-20251015-043823