- 報道発表資料
Tokyo区市町村DX Connect Day 2025を開催! 区市町村DXアワードの受賞取組が決定しました
東京都は、都内区市町村の優れたDX事例を共有し、職員同士や企業等との交流を通じて新たな協働を生み出すことを目的として、「Tokyo区市町村 DX Connect Day 2025」を開催しました。
3回目となる今年度は、イベントの規模や内容を拡充し、令和7年12月24日に新宿NSビルにて開催しました。都内区市町村の先進的な取組を発表・表彰する「区市町村DXアワード」のほか、国内外の企業や一般財団法人GovTech東京(以下「GovTech東京」)が最新技術動向を紹介するステージセッション、多彩なブース展示などを実施し、区市町村職員を中心に、400名を超える来場がありました。
区市町村DXアワードでは、エントリーのあった32自治体等78件の取組(個人応募を含む)の中から、一次審査を通過した29件の取組のプレゼンテーションが行われました。日頃現場に当たっている自治体の職員が、デジタルの力を活用した窓口業務の改善や内部事務の効率化など、住民の利便性向上や職員の働き方を見直す様々な取組について、仕事にかける熱い思いとともに紹介しました。
途中、小池知事も会場に訪れ、ステージから来場者に向け、
「AIのみならず、人の知見と発想を組み入れ、都民の皆さんの安心を確保しながら、しっかりとニーズに応えていくことが大事」
「自治体の垣根を超えて、優れた取組を共有することも必要。まさに、オール東京の取組」
「ここでのつながりが、更なるDXの種を生み、発想を育てる。便利さ、豊かさを都民の皆さんが実感できるようなサービスが花開くことを期待」
と激励の挨拶を行った後、会場内を視察しました。
プレゼンテーション終了後、区市町村CIOや、来場した区市町村職員の投票を経て、「行政サービス部門」、「業務改善部門」、「DXアイデア部門」ごとの大賞、優秀賞に加え、特別賞として設けた「DXスプリント賞」、「AIイノベーション賞」を決定し、宮坂副知事から表彰しました。
生成AIをはじめとする最新技術やDXの優れた事例が広く共有されるとともに、東京都、GovTech東京、区市町村の職員同士や企業とのつながりが深まり、今後の協働や共創の進展に期待が持てるイベントとなりました。
区市町村DXアワード審査結果
区市町村DX賞
| 部門 | 賞 | 自治体等名 | 取組・提案名 |
|---|---|---|---|
| 行政サービス部門 | 大賞 | 府中市 | 自治体初!市ホームページでのAIサイト内検索ボットの内製化事業 |
| 優秀賞 | 世田谷区 | 保育園利用世帯における通知物のデジタル化の構築 | |
| 業務改善部門 | 大賞 | 狛江市 | GISを活用した避難行動要支援者支援システムの構築 |
| 優秀賞 | 大田区 | 資源プラスチック回収事業における運行管理システムの導入による清掃DX | |
| DXアイデア部門 | 大賞 | 東久留米市 | AI活用による電話対応業務の効率化 |
| 優秀賞 | 立川市 | 生成AIを活用したナレッジ共有 |
特別賞
| 賞 | 自治体等名 | 取組名 |
|---|---|---|
| DXスプリント賞 | 清瀬市 | 学校施設スポーツ開放事業 |
| AIイノベーション賞 | 町田市 | マルチ生成AIプラットフォームでバーチャル市役所への進化を目指す! |
審査委員
- 東京都CIO(副知事 宮坂学)
- デジタルサービス局長
- GovTech東京理事
- 区市町村CIO
- 区市町村職員
Tokyo区市町村DX Connect Day開催概要
Tokyo区市町村DX Connect Day 2025や、過去のTokyo区市町村DXawardの取組の詳細については、令和7年12月17日付報道発表資料及びデジタルサービス局ホームページをご覧ください。
ブース展示の様子