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平成29年(2017年)3月13日更新

第27回東京都平和の日記念式典

平成29(2017)年3月10日(金曜)、「第27回東京都平和の日記念式典」が都庁で開催され、小池知事が出席しました。

東京都は、戦争の惨禍を再び繰り返さないことを誓い、平成2年7月に「東京都平和の日条例」を制定し、3月10日を「東京都平和の日」と定めました。毎年、東京都平和の日には、東京空襲の犠牲者を追悼するとともに、平和の意義を確認し、平和意識の高揚を図るため、記念式典を開催しています。今回で27回目となる式典には、東京空襲の被災者やその遺族など約600名が列席しました。

式典ではまず、東京空襲をはじめ戦災で亡くなった方々を追悼し、世界の恒久平和を願って、全員で黙とうし、国歌を斉唱しました。
主催者として小池知事は、「東京は、先の大戦で、100回を超える空襲を受け、多くの都民が犠牲になりました。特に、昭和20年3月10日、下町地区を中心に襲った大空襲は、一夜にして10万人ともいわれる尊い命を奪い、多くの都民が家族と引き裂かれ、焼け出されました。当時の悲惨な光景は、今なお被災した方々の心の中に重く刻み込まれ、辛い悲しみとして残っております。犠牲となられた方々のご無念と、ご遺族の皆様の深い悲しみに思いを致しますと、痛惜の念を禁じ得ません。東京都民を代表して、尊い命を奪われた御霊に謹んで哀悼の誠を捧げ、ご遺族の皆様に心から追悼の意を表します。今日、私たちが享受する平和と繁栄は、多くの都民の尊い犠牲と先人たちの懸命の努力の上に築かれたものであります。決してこれを忘れてはなりません。戦争、空襲の記憶を絶対に風化させない。この強い思いを胸に、しっかりと後の世代に伝えていくことが、私たちの使命であります。東京都では、戦争の惨禍を二度と繰り返さないことを固く誓い、3月10日を『東京都平和の日』と定め、この式典を始めとする記念行事を実施しております。世界では未だ、地域紛争やテロが繰り返され、多くの人々が尊い命を失い、また、飢餓や貧困に苦しんでいます。戦争の惨禍を経験した東京に住む、私たち都民にとって、世界の恒久平和の実現は切なる願いであります。東京都は、平和国家日本の首都として、世界の諸都市との連携のもと、世界平和に貢献するとともに、平和な世界を次世代に引き継いでまいります。3年後の2020年には、東京でオリンピック・パラリンピック競技大会が開催されます。私は、国境や民族を越えた平和の祭典でもあるこの大会を、都民の皆様とともに成功させ、誰もが安心して生き生きと暮らし、子や孫の世代までも発展を続ける東京の実現に向けて、しっかりと歩みを進めることをお誓い申し上げます」と式辞を述べました。

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