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令和3年(2021年)1月12日更新

職員に対する新年あいさつ

令和3年(2021年)1月12日(火曜日)、小池知事が、ライブ配信により職員への新年あいさつを行いました。新年あいさつの内容は、以下のとおりです。

知事の新年あいさつの写真1

令和3年 知事の新年あいさつ

はじめに

職員の皆さん、本年もよろしくお願いします。例年、仕事始めの日に一堂に会して行ってきておりました私からの新年のあいさつですけれども、現在、テレワークを強化していることもあって、今日は、庁内放送の形で実施いたします。テレワーク中の皆さんも、ライブ配信によってご覧いただいていることでしょう。

東京一丸で感染拡大を食い止める

さて、この年末年始、都は「コロナ特別警報」を発出して、東京が一丸となって感染拡大を食い止めるための取組を進めてまいりました。年明け2日には、人の流れをより徹底して抑えるため、政府に緊急事態宣言の発出を要請し、先日、20時以降の不要不急の外出の自粛や、飲食店を中心とした20時までの営業時間の短縮、出勤者の7割削減などを内容とする宣言が発令されたところです。
医療従事者の皆さん、エッセンシャルワーカーの皆さんには、これまでの間、そして今この瞬間も、多大なるご尽力をいただいているところであります。都民・事業者の皆様にも引き続きのご協力をいただいておりまして、多くの職員の皆さんにも、病院・保健所・宿泊療養施設をはじめ、それぞれの現場で、年末年始も関係なく奮闘していただいています。全ての皆さんに、心から感謝を申し上げます。
この1か月は、厳しい感染状況を何としても乗り越える。そのための踏ん張りどころであります。この間の心構えについて、ここで改めて、職員の皆さんと共有を図ってまいりたいと思います。

都民の命を守る瀬戸際にある

「医療提供体制が危機的状況に直面し、通常の医療との両立が困難になっている」。これは、モニタリング会議における、専門家の方々の切実な声です。早晩、新型コロナウイルス感染症はもとより、他の病気や怪我などからも、都民の命を守ることができない事態に陥りかねない。こうした極めて深刻な現実を、私たちは常に念頭に置かなくてはなりません。
都政に携わる私たちの最大の使命、それは都民の命を守ることです。それが今、脅かされつつある現状への危機感を、一人ひとりが肝に銘じてまいりましょう。

いかに都民の共感を得るか

そのうえで、私たちは何を為すべきなのか。医療提供体制の充実を図る。都民生活と経済活動を支えるセーフティネットを強化する。そのためのあらゆる対策を講じるとともに、何よりも、人の流れを徹底的に抑制して、感染者数を減少させなければなりません。そのために今回、緊急事態宣言が出されたわけですが、現在の法制度の下、その実効性を高めるためには、都民・事業者の共感をいかに得るかが大きなポイントとなります。
引き続き言葉を尽くし、都民・事業者の皆さんにご協力をお願いしてまいりましょう。3密の回避、週4回のテレワークによる7割以上の出勤抑制など、私たち自身が、感染拡大防止のための取組を率先してまいりましょう。20時完全退庁につきましても、改めて徹底してください。そして、一層の緊張感をもって、コロナ対策をはじめ都民のための仕事に邁進してまいりましょう。「都民の命を守る」という大義を果たす取組を、引き続き愚直に進めることこそが、幅広い共感に繋がるものと確信しています。
コロナへの慣れや、自粛疲れといった声も聞こえてまいりますが、高い水準で推移する感染者数はそのまま、医療現場の厳しい現状を表している、そのことを忘れてはいけません。こうした思いも都民の皆さんと共有しながら、東京一丸となって、この難局を乗り越えてまいりましょう。

目指すべき未来に向けた取組

一方で、ポスト・コロナを見据え、目指すべき未来に向けた取組も進めます。コロナ禍が浮き彫りにした東京の課題を克服し、持続可能な回復を目指す「サステナブル・リカバリー」。このことを信念に、構造改革を推し進め、長期戦略を練り上げる。新たに立ち上げますデジタルサービス局を中心に、デジタルの力で都政のクオリティ・オブ・サービスを飛躍的に向上させる。そのためには、仕事におけるこれまでの仕組みや意識を根底から見直して、皆さん一人ひとりが、日々の働き方を徹底的に変えていく必要があります。
そして、目まぐるしい世界の動きも念頭に、東京をさらなる進化へと導くべく、果敢に挑戦を続けてまいりましょう。

意義ある東京2020大会に向けて

今年の夏、都民・国民の皆さんとご理解、ご協力を得て開催を目指すオリンピック・パラリンピック。都はホストシティとして、着実に準備を進めなければなりません。1920年のアントワープ大会、この大会はスペイン風邪と第一次世界大戦を乗り越えた世界の「連帯と復興」を象徴する大会でありました。東京2020大会もまた、人類がコロナ禍に打ち勝った証として、そして、10年前の東日本大震災からの復興を示す大会として成功させる、明るい未来へと力強く歩む、そのための活力と希望に溢れる祭典としたいと考えています。アントワープ大会と同様、後の歴史に語り継がれる意義ある大会として成功させるべく、関係機関と連携しながら、安全・安心に向けた準備を進めて積み重ねてまいりましょう。

おわりに

最後に、今年は丑年です。昨年の子年は、十二支の最初の年として種をまく年であって、その種が芽を出して成長するのが、この丑年と言われています。昨年から続くコロナとの闘いが功を奏し、「見えざる敵」に打ち勝つ年となりますように、皆さんとともに為すべきことに邁進していきたいと思います。
コロナ対策として有用と考えられるワクチンについて、現在、国において有効性・安全性の検討が進められています。また、東京都医学総合研究所におきましても、早期の実用化を目指したワクチンの開発が進むなど、明るい希望に繋がる報告もなされています。ぜひ前向きな気持ちをもって、都庁の底力が試される重要な一年、一緒に頑張ってまいりましょう。よろしくお願いします。

以上で、私の新年のあいさつを終わります。

知事の新年あいさつの写真2

 

 

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